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情報化学+教育トップ > MOOC講座 > 誘電率の推算

2012.1.12

プロセス合理化、反応時間の短縮に対する誘電率の効果

蛇足ですが誘電率を推算してみましょう。

私の知る限り、誘電率の推算式はありません。しかし、Micro Waveでの加熱とか、溶媒効果で重要な指標です。そこで、無謀にも誘電率を推算してみましょう。

データは以下のものを用いて、YMB(CNDO/2を計算できるPro版が必要です)を使って各溶媒を計算しテーブルを埋めましょう。

誘電率データ

課題: モデル式=A*分子体積+B*蒸発潜熱(@沸点)+C*ダイポールM+D 
YSBを使ってA-Dの係数を求めましょう。(ダイポールモーメントを計算する必要があるので、Pro版が必要です。)

Dielectric Constant

このモデル式の精度は上記のようになります。

Dielectric Constant

このモデル式をVOC化合物で誘電率の実験値のある化合物に適用した所、下図のようになりました。

Dielectric Constant

何も情報が無いよりもまし、YMBで計算するだけで誘電率を予測できるのは嬉しいでしょう。(蒸発潜熱に関してはPirikaのこちらの記事を参照、ダイポールモーメントに関してはこちらを参照

このように、YMBの推算値と相関づけるのは何でも良いのです。
収率、選択率などなど。次にどちらに進んだらいいかの目安を与えてくれます。
うまく使うと様々なプロセスを合理化できます。

DA


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