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2010.2.19(2020.1.6改訂)
分子の構造をSmiles(Simplified Molecular Input Line Entry Syntax)で管理すると便利なことが多いです。Smilesのメリットはアスキー文字列の小さなサイズでコンピュータが理解できるように分子を表記できる事です。詳しくはDaylightのホームページを参照してください。
さらに、
など細かい規則がある。
有料,無償の分子描画ソフトがあるので探してみていただきたい。
2020年の段階で最も優れたフリー・ソフトはJSMEであろう。ブラウザー上で動作するJavascriptのプログラムで、非常に多くのサイトで使われている。ダウンロードしてローカルで使う分には、構造データの漏洩もない。
分子を描いてSmilesアイコンをクリックすると、Smilesの構造式が得られるので、それをコピーする。
そして色々な構造を描いて、エクセルの表の中に入れておく。 構造式を表計算ソフトのセルに入れ込めるので非常に便利になる。
フリーのソフトで一番のおすすめは(2010年当時)、jchempaintだ。現在ver.3.0.1がダウンロードできるのでインターネットで探してみていただきたい。これはJAVAのアプリケーションソフトなので、企業の一部では動かす事ができないかもしれない。(ファイル交換ソフトを規制するためJAVAのアプリケーションを走らせる事を禁止している会社がある。)
このソフトを立ち上げて、TextFieldにSmilesの式を入れて、Insert_Buttonを押すと2次元の分子構造が描画される。(実際に複雑な化合物のSmilesを入れてみたら結構失敗する。Smilesから2次元構造の描画はまだまだ難しいようである。)
また、分子構造を描いてから、Editメニュー、Copy As Smilesを選べば、Smilesの式がコピーされるのでそれをエクセルに貼付けることができる。
JChemPaintで普通にCopyをするとMOLファイルのフォーマットでコピーされる。
自作のソフトも作ってpirikaで公開しています。
HTML5に対応するブラウザーをお使いなら、上のキャンバスに分子を描けばSmilesを得る事ができます。
こんなモノを使う必要はもう全くありませんが、ポリマー用のSmiles構造式を作成する場合には、まだ必要になったりします。
HSPiPでは、ポリマー繰り返しユニットの末端にXを指定する必要があります。それ自体は他のソフトでも可能ですが、ポリマーSmilesにしたときにXは両末端に来る必要があります。
XCCOX + XC(=O)CX
XCCOX + XC(=O)CCX
XCCOX + XC(=O)CCCX
このような構造を準備しておけば、真ん中の(X + X)を消去すればエステルポリマーを得ることができます。
2量体、3量体などを作るときにも、この機能は便利です。
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