HSPと分析技術

2022.9.3改訂(2011.11.17)

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初めてのVtuber投稿。ハンセンの溶解度パラメータとパルスNMR

定量性ある「Sphereの中心」の意味について 2023.4.24

パルスNMRの緩和時間をScoreに使い、Sphere探索にData Pointsを使う解説を加えました。

HPLCのリテンションタイムとハンセン溶解度パラメータ

高速液体クロマトグラフィー(HPLC)リテンション・タイムを分子の構造式のみから予測するには、カラムの固定相への溶解と移動相への溶解をハンセンの溶解度パラメータを用いて評価すれば良い。基本原理は液液抽出と同じだろう。分子の大きさ用いた補正が有効であった。保持時間の分解能をあげる為の溶媒選択は?を考察します。Rohrschneiderの極性パラメータを解析した。

GC関係を別に説明
サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を別に説明

HPLC用の距離の計算と混合溶媒設計

HPLCの保持時間の最適化。リテンションタイムがほとんど変わらない化合物の分解能を上げるにはカラムの長さを変える、流速を変える、温度を変えるなどがあるが、流出溶媒を最適化させるのなら、HSPiPを使うと非常に効率化される。

V.2からV.3さらにV.5.4へのアップデートによるHSP推算結果

V.2からV.3へのアップデートによるHSP推算結果を、てんかん薬を例に説明する。V3では窒素原子の取り扱いがより精密になり、誤認識することも減った。また、推算値の妥当性をHPLCのデータと比較]することによって検証を行った。

カルボン酸化合物のハンセン溶解度パラメータ(HSP)

カルボン酸は溶解度パラメータの中でも困り者の化合物だ。HPLCの一斉分析のデータを入手したので、HSPを使ってリテンション・タイムとの相関を検討した。また、蒸発潜熱のデータから、カルボン酸が困り者になる理由を説明する。

残留溶媒のGC分析

医薬品を合成する用の溶媒に関して、どんな溶媒を使うべきか、使うのが好ましくない溶媒はどんなものがあるかを定めた、ICHの勧告がある。使うのが好ましくない、Class1とClass2の溶媒は、医薬品の中に残留しないように厳しい管理が必要とされる。その管理にはガスクロが使われることが多い。ガスクロのリテンション・インデックスと溶媒のHSPの関係を解説する。ここではAgilent Technologiesのテクニカルデータシートを ハンセン溶解度パラメータ(HSP) を使って解析した。

多環芳香族(PAHs) :

HSPはグラフェンの溶媒を探索するのにも使われた技術である。それを可能にしたのが、分子のSmiles構造式から官能基のリストを作り、物性推算をするY-MB機能のバージョンアップだ。このバージョンアップの際に、これら多環芳香族のクロマトの結果が検証に役に立った。

サルファ剤とハンセン溶解度パラメータ(HSP)

抗菌剤のHPLCによる一斉分析の結果を入手した。これまでのHSPを使ったHPLCのリテンションタイムのシミュレーションと比べると結果は良くない。スルフォアミドのパラメータが無いことに由来するのか、もともとアミン化合物の液液抽出は精度が出ないことに由来するのか残念な結果であった。環サイズの非常に大きな化合物はHSPの推算も含め精度が出ないことが確認された。

匂いエビネの揮発性分の解析

ヘッドスペースーマイクロ固相抽出ーGC−MS法による解析とハンセン溶解度パラメータ(HSP)法によるガスクロ・リテンション・インデックス・シミュレーションの比較。HSPiPを使えば分子構造だけから、このようなシミュレーションが可能となる。

アレルゲン

アレルギー性物質の溶解性。様々な食品、化粧品でアレルゲンを除去、低減したものが開発されている。化粧品のアレルゲンの一覧を入手した。似たものは似たものを溶かすというハンセンの溶解度パラメータの考え方からすれば、あるアレルゲンは、そのHSPベクトルが似たレセプターに溶解する。各アレルゲンのHSPを決めてみた。そしてそのHSPをSOMを使って自己組織化し、似たHSPをもつアレルゲンはどんな特徴を持つのか解析した。また化粧品などの防腐剤はアレルゲンであることが知られている。そのクロマトを解析した。

ポリマーの可塑剤

ハンセン溶解度パラメータ(HSP)と可塑剤:高分子、例えばポリ塩化ビニルであれ、ポリ乳酸であれ可塑剤を入れなくては、硬くてボロボロして使いものにならない。HSPは古くからポリマー関係に使われてきたこともあって、可塑剤関連のオフィシャルなHSP値は充実している。従ってGCやHPLCの実測値と比較すると、かなり精度良くリテンションを推算できることがわかる。さらに具体的にニトリルーブタジエン・ゴム(NBR)の可塑剤を、HSPと分子体積の両面から評価してみた。大きな分子のものを使うにしても、あまりNBRとHSP距離が長いと、やはりブリードアウトしてしまいそうである。

電子書籍の要約版(マックによる機械要約)

Chapter 21 Chromatography – HSP creator and user (Retention Times and HSP)

e-Book:第21章 クロマトグラフィー、HSP値を決めたり使ったり。

 クロマトグラフィーは2つの相と物質の相互作用が根源なのでHSPは重要な役割を果たす。しかも、ある化合物のHSPを決めるにも使えるし、そのHSPを使って流出時間を求めるのにも使える。


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