会社起こすなら、もう少し経済を勉強しておくのだった。
中小企業のために、世界の流れに抗って、円安になっても異次元緩和を続けるという。
市場にじゃぶじゃぶお金を注ぎ込んで、安い金利で借金できるようにすれば、中小企業が借金して設備投資を行い、人を雇う、給料が上がる。景気が良くなる。
すると物価が高くなる。らしい。
バタフライ・エフェクトの典型例だな。
10年実験しても、まだ結果に納得できないようだ。
安い金利で円を借金して、価値のあるドルを買う。
投機というが立派な経済活動だ。失敗したら痛い目にあう。
同じく儲かる当てもないのに借金する馬鹿はいない。
大企業は内部留保や新株を発行すれば良いので、わざわざ借金しない。
じゃぶじゃぶにしておいて、借り先が見つからなければ、ペナルティーとしてマイナス金利にする。銀行もたまったものではない。
pirikaはいつもニコニコ現金払いなので借入金は無い。
でも、もし銀行で融資を受けたとしたら、短期プライムレートという金利をつけて返済を行うらしい。
でも、短期プライムレート自体は2009年以降変わっていない。
つまり、異次元緩和しても、借金の返済金利はそれ以前から別に変化が無い。
ということは、緩和を続けても借金のしやすさは何も変わらない。
日銀の言う「中小企業のための緩和」って何だろう?? 誰か教えてくれ。
中小企業は、正社員を減らし、非正規を増やし、内部留保を増やす。
コロナ前、人手不足倒産なんて言うのもあった。
それは、非正規でブラックでも安く働く人が不足してただけだ。しょうがないからアジアから奴隷を受け入れた。
住宅ローンを変動金利で組んでいて、世界のように金利が上がったらどうなるんだろう? まー、そんな投機的な事をするのは「自己責任」だな。20-30年金利は上がらない方に賭けたんだから。
すると、異次元緩和は借金のある会社(人)を助けるものなのだろう。
今返済金利が上がったら倒産(破産)します。借金返し終わるまで、緩和を続けてください。
だとしたら、異次元緩和の評価は、2%の物価上昇ではなく、借金の減少率で見なくてはおかしい。新しく借金をする人が増えれば、いつまで経っても終われない。だから、短期プライムレートは高いままなんだし。借金なんてやめておきなと言う銀行の温かい配慮だ。
結局のところ、日銀は破産を覚悟で借金をしたいばくち打ちを助けたい。
それは誰ですか?
日銀と政府です。
化学オタクにはわからん世界だな。