ピリカ・ドット・コムは輸出型と輸入型企業の良いところ取り?

輸出企業は円安で潤っていると聞く。ピリカ・ドット・コムもそうだ。
海外でドル建てで販売し、円に変えれば、たくさんの円に変えられる。
その分、販売価格を少し安くすれば、他所の国との競争も有利になる。

そこまでは、経済音痴の僕にもわかる。

でも、原料やエネルギーは輸入なのだから、調達コストは高くなる。
すると、国内販売分はそれを乗せた高い値段で売らなくてはならない。
国内販売の値段を低いままにするなら、その分、人件費を下げるしかない。

人件費を下げると、さらに他国との競争は有利になる。製造した分を全部外国に売った方が良い。

ピリカ・ドット・コムの主な収益は、HSPiPの販売だ。
デジタルだから製造コストはかからない。
HSPiPの値段は$で決まっている。通貨の実力だけで決まる。
円が安くなると自動的に日本での販売価格が高くなる。
他国との競争は無い。
世界で販売した分が分配されるときには、円安だとより多くの分配が入ってくる。

円安でドル建てのHSPiPを買いにくくなり日本企業からの購入が減っても、景気の良くなっているアメリカでの販売が増えるなら影響はない。
逆に円高だからって、海外の会社が買い控えするかというと、それも関係ない。
割安感で日本での販売は増えるかもしれないが。

値段の中に人件費は入っていないから円安・円高だからといって給料は変わらない。
自分も初めて知ったのだけど、合同会社の社長は、儲かっているからって途中で給料を変えてはいけないそうだ。次の決算日までは同じ人件費。

結局、ピリカ・ドット・コムが輸出型なのか輸入型なのかは良くわからない。
なんとなく、両方のいいとこ取りしているような罪悪感。。。

世の中、何が問題なのかって、いわゆる製造業が作る物理的なモノの全世界需要分を1国で作れてしまうこと。為替やらで戦わなくてはならなくなる。