フェイク・ニュースを減らすには?「情報は出す者のところに集まる」

私は毎朝新聞を読んでネタを探してブログを書いたりしている。さすが、プロはいいこと書くなーと感心する。私は、単なる化学者崩れだから、ブログの文章がうまいとは言わないが、切り口としては人とは違うのでないかと思う。

ブログと新聞では圧倒的な違いがある。最近の若者は新聞など読まない。
若者に対して、どんなに良い文章を書いても読みもしないのでは効果がない。
でも、若者がネットの新聞を読んでいないわけではない。
彼らなりに情報収集している。
でも、お金を払ってデジタル配信を受けているという学生を私は聞いたことがない。

pirikaのブログはタダで誰でも読める。
間違いがないように気をつけているが、それでも素人だし、情報収集にも限りがある。
でも、情報化学の仕事をしている関係上、検索上位にくる方法はよく知っているので、学生も間違って踏み込んで来ることもあるかもしれない。
(まー、でも実はpirikaを読み来る若者は多くないのも事実であるが)

デジタルを有料にしたところで、新聞やNHKは終わっている。
そこからの情報はアクセスもしない。
検索に出てきても、あそこの新聞はXXX文字だけだから見ても意味ないと僕もスルーする。

そして、pirikaのブログは息が長い。徐々に検索ランクが上がり続ける。
新聞のデジタルは、見れるのは触りの部分で、本当に大事なところは残らないので検索ランクはすぐに下がる。
それだと、勝負にならない。

先日、
2022/08/12 — 東大・AGC・広島大・京大、全ての頂点にフッ素原子が結合した立方体型分子「全フッ素化キュバン」の合成に成功という日経のニュースを読んで、ブログを書いた。
「全フッ素化キュバン」と検索してみよう。
2ヶ月もすれば新聞記事なんて全く出てこない。

全フッ素化キュバンのLUMOが電子を閉じ込めた!

という私のブログは、1ページ目の上の方に鎮座している。
ブログの中で、実際に分子軌道計算して見せて、ぐりぐり動かせるので、物珍しいのだろう。
英語ページを作ってあるのも大きい。

フェイクニュースを減らしたいなら、その逆をやっていくしかない。
25歳まではデジタル新聞、NHKは無料とか。

娯楽以外のニュースは、2週間後には全文公開とか。

これは、特にサイエンス系の雑誌などにも言えることだが、旬のモノを無料で読ませないのは収益の関係で仕方がないと思うが、旬を過ぎたら全文公開するべきだと思う。

検索して出てこないものは存在しないのと同じ。

ネット時代の情報学の真髄は、「情報は出す者のところに集まる」