節電要請には応じられない、温度依存性の計算。

HSPiPのver. 6向けに物性値の温度依存性を計算し始めた。
ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)も温度依存性があるが、密度、蒸発潜熱、熱伝導度、表面張力、比熱、粘度、蒸気圧なども温度依存性の物性値になる。

ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)と対応状態原理の所でも書いたが、物性値によっては臨界定数と沸点が精度よく推算できれば物性値は計算できる。
しかし、粘度や熱伝導度は対応状態原理では、オーダーすら合わせるのが難しい。

そこで、HSPiPに載せる用の推算式は新たに構築している。

質の高いデータをたくさん集めなくてはならないのはいつもの事だが、解析用のツール自体を改良するする事もよく行う。今回は新開発のMIRAI-Gを使って解析を行う。

MIRAI-Gはとても面白い(Y=Xの線に乗るものはどんどん乗るように、乗らないものは大きく外れても良い)解析を行うが、なんせ時間がかかる。

しかも、今回は1つの化合物に温度依存データ数点が入るので、データセットが超でかい。
7時間で400サイクル回ったが、最低でも40000サイクル回したい。
700時間か。。。
30日間ぶっ続けで計算させるか。
そんなのを、マシンのコア数だけ走らせる。

扇風機はマシンを冷やすために使う。
あーあ。冬にやりたい。。。

まー、でも一度作って仕舞えば、その後の計算自体は瞬間だし、多分4-5年は使えるY-MBになるだろう。

エアコンの効いたコンピュータ・ルームで計算していた現役の時が懐かしい。

ぼやいていてもしょうがないので、ジョブを放り込んだら、GPUを使った行列計算にトライしてみようか。