HSPiPで溶質のHSPと相互作用半径を求めた後、ハンセンの溶解球の表面(RED=1)やジャンクション部分のHSPを求めるには、Probe法が便利だと解説した。
今回は、研究会のメンバーが自由に溶質のHSPと相互作用半径を設定できるようにプログラムを修正した。
Sphereは3つまで設定できる。
表示したいSphereにチェックを入れる。
そして、Add Probeにチェックを入れるとマゼンタ色のプローブが表示されるのでスライダーを動かすとプローブがハンセン空間上を動く。3つの軸の一つを画面に垂直にすると動かす方向を理解しやすい。
プローブの位置と、混合溶媒でそのHSPに近くなる組成が表示される。
研究会でも説明したが、電子線レジストポリマーのGs(100eVあたりの主鎖切断数)予測のようなケースで、現像する際には、特にエッチング幅が非常に狭いと、なるべく限界に貧溶媒で溶解しないと残したいところも影響を受けてしまう。
ポリビニリデンフルオライド(PVdF)の溶解性なども調べてみると溶解球が2つあると考えると溶解性の理解が深まる。
このようなケースでもProbeでジャンクション部分の溶媒を探索するのは有効だ。
特許などでも、そのような領域を取っているものは余りないので早い者勝ちだ。
誰も言ってくれないので、自分で、うおーって言ってみた。