SEO対策していると、pirika.comで人気の高いページがどれだかわかる。
ハンセン溶解度パラメータや情報化学のページかな?と思っていたら、大差をつけてデジタル分子模型のページだった。
このページは、「化学と教育」と言う日本化学会の雑誌に投稿したものとの連動ページだ。
2021年の8月号に掲載されている。
本文中では画像が白黒なのと、当然、ぐりぐり動かすことができないのでpirikaにおいてインターラクティブなページにしてある。
実はこの雑誌、非常に思い出深い。
私が大学を卒業した1985年、私が作成したデジタル分子模型の写真が表紙を飾った。
当時使っていたNECのPC-8801で4-5時間かけて描いて、プリンターなどないのでカメラでパチリとやって表紙を作った。
そして35年後、定年退職した年に、再び同じ雑誌からデジタル分子模型の執筆の話を頂いた。
この雑誌の読者は、高校教師(高校化学クラブの学生)、大学で化学系の教師を目指す学生あたりだと言うことで、そうした方達から頻繁にメールが入ってもご容赦を、とか言われていた。
まー、ありがちだが、これまでにフィードバックは1度もない。
そこで、誰も読んでいないのだろうと放り返していた。
分子の組み立て
JSME-RDKit 3次元構造の作成 (2021.1.8)
Smiles構造式から3次元構造の作成 (2021.1.29)
デジタル分子模型で見る化学結合
1. 分子構造の調整。
2. 分子集合体の分子模型作成。
3. 各原子上の電荷を計算。
4. ある温度における分子(原子)の運動。
5. π結合とσ結合の違い。
6. 作られる直前の化学結合の様子。
7. HOMO-LUMO遷移エネルギーと化学結合。
8. 振動解析結果のアニメーション。
9. デジタル教科書の作成。
10. 豊かな化学のために。
11. このページへのコメント、FAQ(よくある質問)
それでも、これだけ読まれていると言うのは、流石に日本化学会の雑誌だからだろうか。