自分のマックを検索してみてびっくりした。Alfrey-price Q,e値を推算するJavaScriptとデータベースを統合したWebアプリが見つかった。2020年の12月に作っていた。
モノマーのタイプを選んで、そこに登録されているモノマーを選ぶと、分子の3次元構造と、文献値のQ,e値を表示する。
同時にCNDO/2計算をその場で行い、ニューラルネットワークに学習させておいた、Q値、e値を推算して返してくれるプログラムだ。Q,eの文献値がない場合には、構造だけ与えればQ,e値を推算してくれる。
アメリカでレジストの研究をしている方からメールを頂いた。内容はHSPとブロック部分の溶解性に関するものだったので、すぐに返事を書こうとした。
HSPは良いのだけど、ブロック性ってシーケンス解析のソフトだよなって思って検索したら、先方のモノマーそのものズバリがこのWebアプリに載っていたので、自作のシーケンス解析ソフト(POSEIDON: POlymer SEquence IDentify ON the net)で計算した結果を送った。
問題は、定年退職したのが2020年の4月。プログラムを作ったのが2020年の12月。
作ったことすら忘れているのが2022年6月。
つまり1年半で記憶から完全に抜け落ちてる。かなりまずい。
一体、僕の6テラのHDの中には、どれだけ、そうしたものが潜んでいるんだろう?
今やっている、誘電率やpKaを推算するプログラムなんかも、既にWebアプリ化したものがHDのどこかにあるんではないかと疑心暗鬼になっている。
そう言えば、最近買い物行っても、マヨネーズを何個も買ってしまうし。でも明太マヨは切らしているし。
まー、引退しているわけだし、忘れて同じブログ何度も書いても誰にも迷惑かけるわけでもないし。
『おー、新しく作った誘電率の推算式はものすごい精度だ!』って実は何回も喜んでいるなら、それはそれで幸せかもしれない。
実に「刑事コロンボ』は何度見ても(忘れちゃうから)面白いのと同じだ。
しかし、と言うことは、このHDが飛んだら、僕の研究者生活も終わりということか。
大事なのはいつ終わっても思い残すことないように、思う存分やっておくことか。