ファイルの日付を見ると、1998年4月に作ったものだ。元はMacのCのプログラムで、それは89年ごろに作っている。98年にJavaのアプレットにした。
1999年にpirikaのHPを始めた時から、poseidonの重合シミュレータはHPにあった。
Javaのアプレットはセキュリティーの関係で利用できなくなって、放り返していた。
こうした、アプレットや、Javascriptのプログラムを公開していても、日本からの問い合わせはほとんど無い。(日本以外からはある)
poseidonに関しては、日本で2度目の問い合わせが10年ぶりにあった。
まー、どうするかは決めていないが、取り敢えず、昔のファイルを探して、アプレットでは無く、JAVAのアプリケーションとして動作させるように改造してみた。アプリケーションはメニューバーがつく分、配置が悪いが動くようになった。
まず、モノマーの種類と使う量を入力する。
そしてラジカル開始剤と連鎖移動剤を入れる。
するとStartボタンが表示されるので、反応温度と反応時間を入れて、計算を開始する。
どんなシーケンスイメージのポリマーができるか、重合度、モノマーや開始剤の減少、GPCのシミュレーション結果が表示される。
自分でも、30年も昔に良くこんなもの作ったなーと感動するが、20年前のコードに少し手直しするだけで、昔通りに動作する方がもっと感動だ。
最近のソフトは2-3年もすると、OSのバージョンアップだかを理由に動かなくなり、新たな更新料を請求してくる。
そして誰も使わなくなる。
少し反省したので、ブログにあげておこうと思う。
もう一つわからないのが、JAVAの統合開発環境、Eclipseの上では、このように動くのだけど、jarの形にアプリケーション化すると動かない。(JAVAのバージョンの問題らしい。昔はともかく、Apple製品とJAVAは相性悪くなったからどうしようもないか。)
(HTMLから呼ばなくてはダメなんだ。やっとスタンドアローンで動いた。)
まー配布することはないだろうから良いかな。
シーケンス解析の結果自体はMIを行うのにとても重要な物性なので、開発は継続しているが、反応工学の方はあまりやっていない。
ちなみに POSEIDONとは POlymer SEquence IDentified ON Mac、でMac上でポリマー中のモノマー・シーケンスを決定する用のソフトと言うことで、ある人が名付けてくれた。今なら、On the Netか。