第一薬科大学用の授業の準備をしている。
薬とは、体外から体内に送り込まれて初めて効果を発揮できる。
だから溶解性が大事なんだという話をしようと思う。
すると、体内と体外の境界の定義を明確にしなくてはならない。
当たり前だが、動物は筒だから、胃とか腸は体外だ。
紀元前450年、ギリシャ, Empedoclesは、「愛は物を引き寄せ、憎しみは物を引き離す」と言ったとか。
英語のAffinity(親和性)は、ラテン語のL.finire(境界を定める)が語源なくらいだから、薬の愛と憎しみの境界をハンセンの溶解度パラメータ(HSP)で教えなくてはなら無い。
まー、HSPのコンセプトは、『LIKE dissolve likes(似たものは似たものを溶かす)」だから薬も似たものを愛しているのだろう。
何が似ているかって? それは、ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)だ。