リーダー研修?部長研修?

pirikaで研修して欲しい相手は、実権を持った部長クラスと言う話があった。
実権を持つような人はpirikaのページもブログも読まない。研修始めても気が付きもしないだろう。誰が猫に鈴を付けるかだな。

最近、HSPiPのCLIライセンスを導入するような企業の方の部署を見ると、「AI推進室」とか「インフォマティクス推進部」などが多くなってきた。そうした所の課長さんクラスは、上からDXやれーってプレッシャーは掛けられるけど、実際部長クラスが「何ができることがDXなんだ」っていう具体的な物を持っていないことに苛ついている。

「そのDX はIT化とはどう違うのですか?」なんて聞けないから、代わりにそう言う世代を教育してくれって言うことか?

まー年齢的には僕はそちらに近いとは思う。
ただ、そんなランクの人は僕の話よりは、どっかの著名人の話を聞きたいだろう。

今やっている講習会は、結構手間暇かけている。
やりたい事をヒアリングする。
関連する分野の特許論文を集める。
その分野の研究を推進するのに必要なツールを集める。(場合によっては作る)
AI/MI/ML/を行うとどう良いことがあるのか、実例で示す。
ツールを使って実際に自分でやってもらう。

MIツールを使ってモデル式を自分で作って、そのモデル式を使って逆設計まで自分でやると、AI/MI/MLを利用してDXするという事の絵が自分で描けるようになる。

その絵を部長クラスに見せれば、「AI/MI/MLを利用してDXする」を理解してもらいやすいだろう。

でも、僕にその下絵を作る講習を作ることを依頼するには、予算執行の権限を持つ部長の決裁が必要になる。

鶏が先か卵が先かで動けなくなるか、 pirika.comなんていう合同会社などとんでもない、になる。

外資系は成果につながる投資への判断は早い。
特にHSPに関する評価は、私の場合、海外での方が断然高い。
HSPとAI/MI/MLを組み合わせると、唯一無二と評価されているので外資系とはやりやすい。

様々な指標で、中国だけでなく韓国にも劣り始めている日本。
硬直化して時代遅れになった部課システム。
日本の部長の年収はタイの部長の年収よりも低いというOECDの報告もある。
しかもタイの方が若くに部長になれる。
その程度の生産性しかない日本の部長職なら、DXを下に丸投げするのではなく、課長と一緒に絵を描くことから改革していけば良いと思う。
絵を描くのに足りないピースをアウトソーシングするならどこと組むのが良いのか、現場の人と一緒に考えて、障害を排除するのに力を発揮すれば良いのだと思う。

30年前、ポリマー合成屋だった自分が計算機科学に飛び込んだのも「俺がシリを持つから、思う存分暴れてこい」って言う部長がいたからだ。

まー、でも、一旦ここで、第2次大戦敗戦級のショックがあっても良いとも思う。
ペルーの黒船みたいなものがないと、日本人は動かないだろうし。
もう少し後になったAI時代の敗戦は、徹底的な敗戦でリカバリーなんてあり得ないだろうから。