デジタル分子模型で見る化学結合が公開されていたのでSigilを使って電子書籍を作ってみた。自由にダウンロードできる。epub3ビュアーを持っているなら試して欲しい。
もともと、「化学と教育」は白黒の雑誌だし、デジタル分子模型はぐりぐり動かさなくてはつまらない。そこで、pirikaに連動のページを作ってあった。
トップページのhtmlがあって、それから1-11ページのhtmlにリンクがかかる構造のページがあると、Sigilで読み込み少し修正すると簡単に電子書籍を作成できる。
読み込んだ後、まずメニューを作る。htmlの中に見出しが(hタグ)あれば、自動的にメニューに入ってくるので、後は選択するだけ。メタ・タグからタイトルを入れて、表紙を作るぐらいで完成。
注意点は、Sigilに読み込んだ時に例えば画像はImagesフォルダーの中に入れられて、自動的にリンクも修正される。他のhtmlが同じ階層にある時には、ページを飛ぶのも例えばリンクターゲットにDMM8.htmlと指定すれば第8章に飛ぶ。
javascriptやCSSも専用フォルダーに格納されるが、javascriptのリンクが正しく変換されないのでマニュアルで直す。
イメージ的には、電子書籍のトップがサーバー・トップになったようなもので、リンクなどを修正する。
今回初めてPageEditというSigil用のhtmlエディターを使ってみた。
Mac用はなぜかメインボタンからは起動できないけど、リストから右ボタンで開くととても良好にhtmlを編集できる。
もともとSigilに入っていたエディターはJavaScriptまできちんと動いたので、とても重宝していたが、その機能は無くなってしまった。とても残念だ。
今回の電子書籍は模型の部分はpirikaのサーバーにあるものを呼び出している。
つまりネットにつながっていないと動かない。
結構大きいファイルもあるので、JavaScriptを全部電子書籍に持たせてしまうバージョンを、そのうち作ろう。