ようこそPirika.comへ

pirika.com管理人、山本博志 (2022.9.27 京都 哲学の道にて)

2024.12.19

Pirika Newsを始めました。
月報のようなものです。
読んだよの一言で良いのでコメントをお願いいたします。

このサイトは pirika.com LLCのCEO、山本博志のページです。
Pirika(ぴりか)のホーム・ページを始めたのは1999年1月5日の事です。
私がつくばの国立の研究所で、フロン代替を分子設計、逆設計していた時の派生技術をホームページで公開したのが始まりです。

ピリカと言うのはアイヌ語で,”美しい,かわいい”という意味だそうです。ピリカ・メノコで,”かわいい女の子”というように使います。「Web上,ブラウザー上で化学」をやってしまう、ピリカなサイトを目指して,もう25年になってしまいました。

山本とはどんな人物?

2020年にAGC(旧旭硝子)を定年退職しました。元々はポリウレタン合成の高分子屋です。1985年の入社当時からポリウレタンのSP値(溶解度パラメータ)を設計指標にしていたので、プログラムを作って利用していました。プログラムは高校生の頃(プログラム電卓)からの趣味で、大学の時にはPC8801を購入し、特に化学系のプログラミングは一番得意なところです。ポリマーの重合シミュレータ(モンテカルロ・シミュレーション)のプログラムを作成しました。入社5年目、カルフォニア工科大学のGoddard教授の元に留学し分子軌道法、分子力学法を学びました。帰国後はまた合成系に戻りました。1995年から4年半、筑波で代替フロンの分子設計を行いました。筑波では、情報化学を新たに学び、ニューラルネットワーク法を使って代替フロンの物性推算、遺伝的アルゴリズム(GA法)を使って逆設計するシステムを作りました。その時にpirika.comを開設しました。代替フロンとは関係ない分野(低分子、高分子の物性推算、化学工学、計算機化学)をJAVAでWebトップ・コンピューティングするサイトです。AGCに帰社してからはガラスの物性推算をニューラルネットワーク法で行いGAを使い逆設計する方法を発表しています。2007年に代替フロンのケモインフォマティクス解析博士号を取りました。博士号を取ったことをGoddard教授に報告しに行った時、友人からハンセン溶解度パラメータで著名なHansen先生を紹介してもらいました。
プログラミンが得意な事、溶媒系の推算、逆設計が得意なことから、すぐに上級開発者として迎え入れて貰えました。AGCではHSPの研究は、有給をとって自費で、自己啓発としてやるようにと指示されました。AGCでは低分子、高分子、触媒、ガラス、化学工学、コンピュータでできることは何でもやりました。特にMO計算ではどうにもならない処方設計などの分野で、情報化学(MOの力も借りる)を駆使した設計を得意としています。新しいところでは博士号を頂いた日大の栃木先生の行っている気液平衡推算法(ASOG法)を、AIを使ってパラメータ拡張したりしています。定年退職後は、これらの経歴を活かし、HSP用のソフト(HSPiP)の改良、販売、そして、情報化学(今はMIと言った方が良いか)を使った(特に混合系の)素材・材料設計のコンサルを行っています。
実際にものに触り、匂いを嗅ぎ、化学を知っているのは、ものすごく有利なことです。
現場の化学者とコンピュータ屋を繋ぐ両方の言葉を持っていることも強みです。
コンサルをしてみて思うのは、AI推進だ、DXだと騒いでいる割には、データを使えていない。データ駆動型(ドリブン)研究ができていない。勿体無いほどデータを持っているのに。データを丼に集めただけ。どんぶり勘定ではMIにはならない。ドンブリをどうやってドリブンにカエルか。

HSPiPのライセンス販売

Hansen先生の通販サイトがうまく動いていないので、しばらく販売代行します。
HSPiPの購入方法をお読みください。

pirika.comで何をしたいか?

実験系の化学がわかっているのはとても有利なことです。統計などを学んで、MI系の仕事をしている研究者に化学を教えるくらいなら、実験系の化学者にMI系のやり方を教える方がよっぽど楽です。
自分の化学をデジタル技術を使って変革(DX)しよう。
キシレン(Xylene)を重水素化(Deuterium Transformation)するのではありません。

Pirika.comにおける人材育成は?

pirika.comには膨大なページがあり日々大勢の訪問者が学んでいます。ただ、内容が難しすぎるという声もあります。
化学を深く学んだ実験系の化学者。リスキルなんて言ってMI系にシフトするのは、とても勿体無い。
現在の生成系のAIを使えば、自分の化学を簡単にDXできます。自信を取り戻しましょう。
化学を知らないMIstに仕事を奪われる必要はありません。
日本の企業の悪い点は、化学を深くやっていても、役職者になるにつれ、人やテーマの管理者となり化学から離れてしまう事でしょう。
自分の化学を手放さない事です。元の専門で博士号を取りましょう。そしてnoteとかで情報発信しましょう。化学系であれば、pirikaからのリンクは読者を増やすでしょう。

亀の子がわからないMIstのやった占い(設計、逆設計)は炎上する。

pirika.comの内容は難しくて、つい寝てしまいます。。。。

名刺です。

Copyright pirika.com since 1999-
Mail: yamahiroXpirika.com (Xを@に置き換えてください) メールの件名は[pirika]で始めてください。

「ようこそPirika.comへ」への1件のフィードバック

  1. 初めて到達したサイトでアントニー定数を拝見しまた。目的は半導体のRCA洗浄処理の薬品の消耗量蒸発量を推測したい、処理槽標準設計においてサブタンクの容量を如何ほどにすべきかを検討していて、ロボット上昇速度に依存するウエーハ付着液の膜厚は簡単ですが、蒸発は実験以外に計算で何とかならないものかと考えて居てたどり着きました。硫酸過水、アンモニア過水、塩酸過水、フッ酸の最小公倍数から、ただ単にサブタンク容量を標準化しようと言う単純な目的ですが、非常に高級な化学研究者のサイトにたどり着き、機械屋としてあこがれてしまいました。ははは。これからも若者に刺激と成る情報をご発信下さい。失礼致しました。

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