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トランプの4年間はチャンスだ。集団護送方式ver. 2だ

ジャパン・アズ・ナンバーワンという時代があった。通産省を軸に集団護送方式で世界に輸出しまくっていた。
アメリカの怒りを買い、アメリカ式資本主義を受け入れざるを得なかった。

集団護送方式というのは(間違っていたらごめんなさい)、旧財閥系で銀行、商社、製造業(自動車、電気など)保険、が系列を活かして無駄のない動きをしていた。株を持ちあって、支え合った。XXXX・ファミリー・クラブとか同じ財閥系企業に勤める親だけが登録できるお見合いサービスまであった。
イワシの群泳方式とも言えるか。
アメリカの巨大資本に対抗するにはこれしかなかった。

アメリカ式資本主義を受け入れ、系列、持ち株を解消してから、日本の転落は始まったのだと思う。アメリカ式資本主義では格差は広がる。大多数の豊かになれなかった民衆が、富を集めまくっている資本家にノーを突きつけたのがトランプ2.0だと思う。でもトランプもマスクも大金持ちだ。アメリカ式資本主義で世界中から富を吸い上げようとするだけだ。
その隙にどう立て直すかが勝負だ。

自分は化学の技術系しかわからない。
その中でも、ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)はハンセン先生たちとかれこれ15年も一緒に仕事をしているので専門家だ。HSPiPソフトウエアーとして販売している
この所、半導体関連の会社から、HSPiPの引き合いが急増している。
ありがたいことではあるが、小さな会社がこぞって購入して、技術を競っても、単独のイワシでは勝負にならない気がする。
すると、国はすぐ国家プロジェクトとかを立ち上げる。でも、それって戦前の巨大戦艦主義だ。完成率98%でも浮かばない。自分も2度ほど国プロに参加した経験から、うまくいくとは思えない。

要素技術をドローンの群泳にする。できたドローンから飛び立つ。
私の仕事なら、半導体関連に特化したハンセンの溶解度パラメータ(HSP4SemiCon)のドローンを作る、みたいなものか。
日本の巨大プロジェクトがうまくいかないのは司令塔が機能していないからだと思う。
イワシの群泳には司令塔はない。
速度、向きを合わせ、離れすぎない、仲間が多い方向へ進む。単純にそれだで群泳できる。日本人の得意な阿吽の呼吸か。
最小限の情報を共有しながら、集団としては大きな力を持ち、巨大資本にも立ち向かえる。解消しろって言われるような系列もない。司令塔もないので圧力のかけようがない。
自然発生的に「半導体関連の溶解・洗浄に興味があるイワシたちが集まっている」みたいな。
そういえば、パソ通時代には、FChemなんてフォーラムがあったっけな。

イワシ式資本主義。
あと4年でできるだろうか?