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02-Jan-2013

女・女・女               (63)
  
 「男にとって女とは何かーーー」と書くと週刊誌のタイトルめくが、「女」とは,?・・・確かに男にとって答えの無い永遠のナゾであるに違いない。そこで敢えてメクラが象をなでるテイであることは承知の上で、「女」についての片々を・・・。

 統計数理研究所が、昨年、「もう一度生まれ変わるとしたら、男と女のどちらがいいか?」という調査を行った数字。
 女に生まれ変わりたい(男→女)六%。(女→女)五十一%ーーー。しかも何と、この女→女、の数字は昭三十三年の二十七%から、五年ごとの調査の度にふえ続け、四十三年に四十八%に達し、ここで女→男の四十三%を追い越して逆転、とうとう昨年の調査で過半数を超えたのだという。

 もう一つ、だいぶ古い新聞記事(昭・四十五年)だが、「全国的にみると捜索願の出た家出人の総数は、三年前から女の方が多くなった、ただ警視庁の数字では、この三~四年、四十~五十歳代の家出は、男が女の一・五倍から二倍。しかも女は色恋沙汰で出るのが、男の二倍以上もあるのが特徴だという。
 蒸発した後も男はみじめ、その行き着く果て、身元不明の仏様になっているのは全国で女の三、八00件に対し、男一六、八00件。 ”女なら、どんなことをしても生きていけますからねえ”と係官はいう」という記事がその年の6・19の日経新聞に出ている。
  
(この二つの数字、いみじくも経済成長率の伸びと傾向を同じにしているが、女権もGNPとともに伸長したとみるべきか)。

 こんなマンガがあった。ーーー亭主がビールを飲もうとして、つまみに冷蔵庫からハムを出そうとしたら奥さんが ”それは腐りかかっているから駄目”だという。 ”それなら、捨てればいゝじゃないか・・・”、 ”だって、よく腐ってからでなきゃ勿体ないじゃないの・・・”。

(男は、つらい思いをして稼いだ金を、 ”あんな思いをして得た金だから、ひとつパアッと使おうか”という発想ができるものだが、これが、女心では、 ”ーーーだから、このお金は滅多なことでは使えない・・・”ということになるのではあるまいか)。

 ある料亭の女将の話。
「ダンナがどうも浮気をしている気配がある。やはりその勘は当たっていて、苦心の末とうとうその現場を押さえたと思いなさい。・・・その時そのダンナがあっさり非を認め両手をついて謝ったとするでしょう」。
「ウン・ウン」。
「ところが女心というのは不思議なもので、自分が隠せぬ証拠を苦心して押さえておきながら、その事実を認めて欲しくない。謝ってもらいたくない。何とか言い逃れて貰いたい。ウソとわかっていても事実を否定して貰いたい、ものなのですよ」。

(理性と感情と愛情がごっちゃになっていて、 ”そんな、矛盾した女心なんて、さっぱり判らん”といったら、その女将何故か得意そうな顔をしていたが・・・)。

 小学校一年生の入学式で、これから一年間の担任の先生が決まる。ある組は男の先生、ある組は女の先生・・・。すると、女の担任に決まった子供の母親が、うらやましそうに男の担任に決まった子の母親に云ったそうである。-ーーー”お宅、今夜はお赤飯ね・・・”。

 (母親も女である筈なのに、何故、同性の女性に信用がおけないのだろうか。女性であるが故に、女のことは男より知り尽くしているからか・・・)。

 ある作家の話によると、、「女性の悪口をテーマに何か書いて欲しい」と頼みに来た女性向け雑誌の編集者は女性でしかも ”女性の読者には、女性の悪口が喜んで読まれるからーーー」と公言したそうである。

 (連れの女性の前で、第三者の女性を褒める場合は、必ずオチ(ケチ)をつけるのが男のエチケットだという。 ”すごい美人だなあーーー。だけど脚が太いーーー”。)

 最後に、一念発起して頭を丸めて仏門に入った女流作家の一文を紹介しよう。
「男と女と並べたら、九十点の女より、六十点の男と付き合うほうがはるかに面白いし、楽しいし、有益になるように思う。女は、相当賢そうにみえる女でも、がっかりするような馬鹿さ加減をかくしているものだけれど、男は相当馬鹿みたいにみえた男でも、はっとするくらい、えらいところを隠しているものである・・・」。

  (快 哉!!)。

(74・S・49・12)