2016.7.30
暇にまかせて、Pokemon Go ならぬ、HSP2 Go を作ってみました。
これは, マーカー型AR(拡張現実)と呼ばれる技術で、プリントアウトしたマーカーをMacの内蔵ビデオカメラに見せると、そのマーカーの位置に3次元のオブジェクトを描画します。
ハンセンの溶解度パラメータの溶媒とSphereの3次元座標を入れるだけで、1時間もあれば、このようなプログラムが作れてしまいます。
(マーカーをプリントアウトしておく)
Processing というJAVAベースの開発言語とNyARToolkitというARツールキットをダウンロードして設定するだけです。
コンパイルするとMac用、Windows用、Linux用のアプリケーションとしてエクスポートできるので、アプリケーションとして配布できるのがうれしいです。
(ただ、iPhone用には残念ながらコンパイルできませんでした。Android用のARツールキットはあるようですがAndroidの実機は持っていないし試せません)
Pokemon Go と違って”外に出て探す”のではない分、運動にはなりませんが、マウスでぐりぐりまわすのと違い、手首の運動ぐらいにはなるかもしれません。
ライブラリーを全て含むと20Mbyteぐらいになるので重いですが、欲しい人は連絡してくれれば差し上げます。
私は、化学オタクなので、化学に使えそうな技術を見ると、つい何か手持ちの物に応用できないか考えてしまします。
今回は、HSP2 (ハンセンの溶解度パラメータの次世代バージョン)作成の息抜きに作って、HSP50周年記念講演会で披露しました。
このプログラムの種本は、
ARプログラミング
Processingでつくる拡張現実感のレシピ
橋本直著
オーム社
です。
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