所内報 ・ に い が た (79・S・54・11)
会社の会議室に「会議の進め方」というパネルが掲げてある。曰く
一、開始時刻を守る。
二、問題点を明らかにする。
三、簡潔に発言する。
四、反対意見に耳を傾け、自分の意見に固執しない。
五、結論を明確にし、こころよく決定に従う。
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所内で、日にそして月に幾つの会議が行われ、延べどれだけの時間が使われているのだろう。そしてそれらの会議は目的どおり有効に活用されているのだろうか。
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自ら反省してみよう。
会議には参加したけれども、議題に対する自分の意見もなく、他から出された発言を、自分の立場で咀嚼するでもなく、ただ参加しただけということはないか。
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誰によらず、会議に出席を依頼されるからには、何らかの意味で、何かを代表して出席しているはずである。参会者の一人ひとりが他人の時間をあずかった代表として、出席した会議を有効なものにしようという努力をしているだろうか。
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会議に出て、質問もなく自分の意見もなく、お雛さまのようにただ集められて並んで時間をつぶしただけ、ということはないだろうか。
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”活力ある製油所づくりを”という。
活力はお手てつないで仲良く楽しく、あたらずさわらずの問題意識すらない、ダンマリの中から生まれるのではない。
活力の源泉は話合いからーーー。あらゆることに問題意識を持って、自分の意見を持ってーーーそして話し合うことから全てが始まるのではないか。
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「会して 議せず、議して決せず、決して行わず」という会議を所内から追放しよう。 (次長・生野)
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