昭和ヒトケタ
昭和ヒトケタ生まれのことを「ダンスを知らない。ヤングの音楽についていけない。外国語がしゃべれない。テレやで仕事だけが生きがいーーー」と評した人がいる。
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「大正ヒトケタの人たちは、まだ若いころ大正デモクラシーの余香をかいでいる。昭和フタケタは、少年時代から戦後だ。ところが大正フタケタ昭和ヒトケタは、小・中・高（いずれも旧制）を戦時中から戦後の混乱期に終えた。自信があるのは戦争中の「練成」で叩き込まれた頑張りだけである。体格こそ若いものに及ばないが、体力ならまだまだ負けない、と思っている人達だ」というのである。我ながら昭和ひと桁の典型として思い当たるフシがある。
そこでついでに、昭和ヒトケタの見分け方の一つを土筆流に伝授しよう。ふとした会話の中に次のような単語が出てきたらまずは昭和ヒトケタに間違いない・・・と思うが如何かな。なあご同役・・・。
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試験（テスト）。支那料理（中華料理）。写真機（カメラ）。女学生（女子高生）。パン焼器（トースター）。飛行場（空港）。魔法瓶（ポット）。冷房（クーラー）。首飾り（ネックレス）。身体検査（健康診断）。女中さん（お手伝いさん）。熱はかり（体温計）。運動靴（スニーカー）。腕飾り（ブレスレット）。チャック（（ファスナー）。ジャンバー（ブルゾン）。・・・
（80・Ｓ・５５・６）
