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悲しき酒(片々草抜粋)

 

 

 

 

 

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02-Jan-2013

構  え

 通勤の途中、ある銀行の支店の前を通る。その銀行の伝統なのか、毎朝、若い行員が数名、店の回りから舗道のあたりの掃除をしている。竹ぼうきで掃いてるのあり、ホースで水をかけてるのあり、寒いときも暑いときも・・・。しかも開店・始業時間前である。
 近頃珍しいこと、と感心しなければならない光景なのだが、土筆生が天の邪鬼なのか、点が辛いのか、これがどうも感心ばかりしておれないのである。

 何故?。
 掃除をしているシーンとしては、背景も、小道具も、人物も舞台まわりはひととおり揃っているのだが、一言でいうならばその動きに「心」がこもっていないのである。第一腰が入っていない,屁っぴり腰で型がきまっていない。片手をポケットに入れ片手でホースの水をかけ,箒をもった青年も、背広を着たままネクタイ締めて革靴ではサマにならない。
 三~四人が談笑しながら、おざなりに一応掃いてそこらを濡らして、表面的に掃除をしましたという実績作りはしているが、とにかく上っ面だけで魂が入っていないーーー俗にいうお役所仕事ーーー表づらだけ合えばよい、というそんな仕事っぷりが気に入らない。

 さて、あなたのS/Sでは掃除に限らずどんな種類の仕事であれ、そんなことはありませんよネ。

         過 保 護

 こんな話を聞いた。家で飼っているペットの犬が、いつもコタツの上で猫みたいに丸くなってばかりいる。あんまりふがいないので、雪の庭に追い出したら廊下から飛び降りた途端に前足を骨折してしまったという。
 骨折といえば、京都競馬のレース中に、名馬テンポイントが左足を骨折し、それがもとで死んでしまった。本来、走るのが商売?の馬が足を折るとはだらしない・・・なんていうとテンポイントファンに叱られようか。

 最近はネコも美食に馴れてネズミを獲らなくなったと言うし、フィラデルフィアの動物園のトラが虫歯にかかり、これを治療するのに全身麻酔をかけて大変だったと言う。

 毎朝の通勤途中、XX大学付属小学校の門前を通るが、風邪を引かないようにか、出来るだけゆっく寝かせて楽をさせようというのか、自家用車で送られてくる子供の何と多いことか。時に、遠足に行くのだろう校門前で大きなリュックを背負った子がタクシーから降りてきたりする。

 最近、どうもすべて(子供に限らず)のものが過保護で、あるべき姿でコトが運んでいないように思われるが、こんなことでいいんだろうか。

(78・S・53・12)