日 記・片 々
月 日
おみこしは皆でかつぐものーーーなのに、中にはぶら下がっている奴がいる。そんなのに限ってカケ声だけはでっかくて・・・。
月 日
飲み屋で、酔った客に合わせて一緒にお客の悪口をいうおかみがいる。そんな話を聞いていると、自分だってカゲで何を言われているかわからないなと思う。
月 日
飛行機の操縦士は、二百時間くらいの経験をつんだ頃が一番危ないそうだ。
月 日
新鋭空母ルーズベルト(九万七千トン・建造費三千七百億円)が就航した。ジェット機八十五機を搭載し、時速六十四㎞で航行するという。その乗組員は六千二百人。・・・六千人と言えば日石・日精の全従業員の数である。その六千余人が、一隻の船に載って、朝・昼。晩三食の食事をとりながら、何を生産するでもなく大洋をさまよっている。
月 日
やき芋の 何たる美声 ビル暮るる
月 日
月曜ドラマランド「一休さん。え!あのスケバン刑事がクルクル坊主?しぇからしか!悪徳商人勝負じゃ」ある日の新聞のTV欄の題名。・・・何と言う冗長さ。
そこへいくと、昔の映画の題名は情緒があった。「森鴎外原作 ”雁”」一字である。
月 日
これからのデパートは、スポーツ用品売り場は ”女性”を・・・。食品売り場は ”男性”を、ターゲットにするんだそうだ。
もって如何となす?。ご同役!。
月 日
女子社員ひとりが変わっただけで課のムードが変わった。女のコでさえそうだもの、その課を束ねる課長さん頼みますよ。あなたの役割は数段大きいよ。
幹部ならぬ患部にならないように・・・。
月 日
お手伝いさんとおかみ二人きりの小さな飲みや。
おかみさんも客の馬鹿話に乗り、他の客も一緒になって楽しいムード。
トイレにいったら見事な花が一輪、キリッと活けてあった。心意気よし。
月 日
”心に太陽をもて、唇に歌を・・・”という。人間、感情が七分で理性は三分・だから理性で感情を変えることは出来ないが、理性で態度は変えられる。
何かで、どうにもむしゃくしゃするとき、好きな歌を口ずさんでみる。そのうち、歌を歌っていることで感情が和らいでくることがある。
月 日
最近のプロ野球は、将棋型でなく囲碁型になったという。将棋のコマは、ひとつひとつに個性(桂馬とか香車とか)があるが、碁石にはない。ということだそうだ。
月 日
新人類が、昭和十年代の人は「歴史上の人物」。ヒトケタ族は「化石人類」と分類したそうだが、その新人類のもっと新しいのを「珍人類」と言われているのを知っているかい?。
月 日
コロラド州の二十四歳になる男性が、悪いことをして捕まり、「自分が社会的に順応できなかったのは、親の育児が不十分だったからだ」と、両親を告訴したという。
ペンシルバニア州立刑務所の囚人が脱走したが逮捕されて刑期が延びた。この囚人が、「脱走できたのは看守が職務怠慢だったからだ」、と看守を訴えたそうだ。
それほどではなくても、最近何でも他人のせいにしたがる風潮・・・「堂が傾いてお経が読めぬ」という手合いがふえたように思うなあ。
月 日
思いやりってのは、別に難しいことじゃない。自分が荷物を持って重かったら、人も重かろう・・・と思うことじゃないか?。