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日本石油KK
広報部・宣伝課気付
土筆生 様
暑中お見舞い申し上げます。
片々草抜粋、有難うございました。お手紙まで添えていただき
感激しています。
あまりのうれしさに、文字では書き表すことができません・・・。
大切に大事に読ませて頂きます。
本当に有難うございました。
長野県川中島町今井
川中島町農協中津SS
Y. M.
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秋
久しぶりにM・Y氏、Y・A氏と、蜂のケンカ(さしつ・さされつ)。
暑いさなかである。
「なあ・おい、ミンミン蝉が木にしがみついて必死に鳴いているだろう。・・・朝から晩までただ鳴き続けてよう、三日たったらポロリと木から落ちてーーーそれでおしまいよ」。
ーーー「なあ、俺達の人生も、とどのつまりは・・・つづめてみれば、そんなもんよなあ」。と先輩がしみじみつぶやかれ、三人で急にしんみりと判り合って、しばし無言で盃を傾け続けた。
あれがついこの前だったと思うのに、もうそこら中虫の声ーーー。秋である。
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山口瞳さんが 「毎年九月場所の千秋楽になると、秋になっている。初日が夏で、千秋楽は秋ーーー」。と季節のうつろいのことを書いていたが、その九月場所も昨日終わった。
”階前の梧葉、すでに秋声。一寸の光陰軽んずべからず”か。
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昔の人は ”目には さやかに 見えねども”・・・と詠ったが、この季節になると女学生がセーラー服の上にさりげなく紺のセーターを重ねるようになる。あの姿が何とも好きである。ああ、秋が来たなあ、と思う。
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NHKお天気の嶋倉さんが ”秋,好きな花?、コスモスですな。清楚で風に吹き折れても茎から立ち直る。嵐の中で咲く花。空には赤トンボーーー”。と言っていたが、連想ゲーム風に、秋・・・土筆生の”秋”三題をあげるならば、
赤とんぼーすすきー栗ご飯。
ポ ー ズ
少し話は遡るが、巨人軍黄金時代のあの長嶋選手。ーーーチャンス到来、ホームランを期待して観客が息をのむ・・・バットは空を切りヘルメットが転げ落ち、長嶋・無念の形相で天を仰ぐーーー。よくみたシーンである。
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ところが、あのヘルメット。・・・本人の話によると、わざと落っこちやすいようにサイズを大きくしていたのだという。プロの野球選手として、観客を自分に注目させるために、すべての動作を大振りに派手にするようにも意識していたが、ヘルメットもその脇役としての効果を考えていたのだという。
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先日TVでテニスの実技講習を見ていたら、スマッシュしてはそのあと変なしぐさを繰り返す。何かと思っていたら、何とスマッシュが決まったあとのカッコイイガッツポーズの練習だという。その解説によると、バレーボール・卓球・・・何によらずどのスポーツも勝ったとき一連の動作の中で、瞬間的にどんなポーズをするのかも練習の中に入っているのだという。
ことはスポーツである。感激して思わず出るしぐさだと思っていたのに、舞台裏を知ってみると何とも嫌になるな。
先 輩
夜、電車、ほぼ満員。OL風二人。先輩風が座り、その前に後輩風が立っている。
宴会がひけた後でもあろうか、二人とも少しアルコールが入っている様子。先輩風はガムをかみながら、しきりに会社のことを後輩風に話しかける。
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”あのXXさんの、あの話はどうなったの?”言葉の調子の節々がきびしい。後輩風は、おずおずと言葉を選びながら、ていねいに答える。実に従順に、相手の気持ちを損ねないように、逆らわないように・・・。オーバーに言えば主人と召し使いの感じ。
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O駅で先輩が降りて、すぐその後に後輩が座る。
”ああ、お役目が済んだ”という、明らかな安堵の表情が見える。・・・しんどかったろう。こちらまで何かほっとする。
しかし、これで、明日の人間関係はオーケー。ご苦労様でした。