「特定重要技術」って、ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)でないことは確かだろう。守秘義務と言われても面白くないだけだし。
他の分野はともかく、化学の分野はどうかなー。
分子軌道計算、分子動力学計算あたりは席巻されている。データベースにしても、まー、PubChemだよな、日化辞なんて使う人いないよな。
化学工学のASPENも1強か。
材料・素材系のMI、データサイエンスだって、RDKitを始め、識別子Generatorから解析ツールまで、国内技術を使おうなんて、酔狂以外の何ものでも無い。
そんなものを目指すなら、まず海外で高く評価されるものを作り上げて、海外で切磋琢磨して、それを日本に逆輸入して評価される方を目指そう。
だって、日本の2周遅れている分野を「誰が」育成してくれるって言うんだ?
育成できるほどの実力を持っているなら、世界トップと戦えば?
その「誰か」は世界トップレベルなのに、藤嶋先生みたいに世界からオファーが来ないの?
お金をばら撒けば、人や技術が育成されると思っているなら、好きなだけやればいい。そんな言葉もう信じないぞと思うなら、頭脳流出を考えればいい。
今回の話は、軍事研究のような匂いがぷんぷんする。
ドローンも元々は軍事技術だ。生存のためお金に糸目をつけないで研究したものが、民間に降りてきて花ひらいた。
そうした循環が無いからアメリカや中国に遅れをとっている。
「もっと軍事研究をやってもらおう」という政府の方針があって、大ぴらには言えないから。
極超音速とAI。
敵の防空システムをかいくぐる極超音速でAIが識別して攻撃を加える。
そんな研究なら守秘義務は必要だよな。
経済って頭につけても、安保は安保ってことか。