デジタル人材へ移行を促すリスキルって意味わからない。

AI政治家ができたら、政治家は何をリスキルする?
棒読みでなく答弁を話し、生産性最大、格差最小になる政治を立案するAIができたら、人間の政治家はどうするんだろう?
デジタル人材にリスキルして政治の世界にカムバックする?

株のトレーダーは20年前は花形だった。年収1億超えるなんてザラだった。
でも今は、AIが超高速取引やっているだけで、人間なんて何もやっていない。
それでは、デジタル人材にリスキルしてカムバックする?

日本の製造業、素材産業は昔は強かった。個人プレーというよりは組織プレーで世界を圧倒していた。そこで世界はIT化、DX化を推し進め、生産性で追い抜かれた。
じゃー、薬の合成屋がデジタル人材にリスキルしてDNAシーケンサーに対抗する?
トヨタのハイブリッド車の技術は圧倒的に進んでいた。
他所は絶対に追いつけないから、カエル飛びで電気自動車に移った。
デジタル化人材にリスキルして何をする?

産業革命はブルーカラーを肉体労働から一部解放した。
IT,DX革命はホワイトカラーを労働から解放し始めている。

解放されて仕舞えば、リスキルしてデジタル人材になっても、元の分野には仕事はない。そんなのは機械がするブルシットな仕事だったというだけだ。
まだ、デジタル化されていない分野に移るしかない。
その先はどんどん狭まっている。
また自分のそれまでの専門は役に立たない。

デジタルが扱えるに越したことはないが、科学立国とか騒いで博士を取ったら、梯子を外すと同じで、統計を使えるようになったはいいけど、統計などAIがやる時代がすぐ来て不必要になる。消しゴムで消すような不正をしない統計AIができればいいだけだ。
IT革命の時はオフィス・スイーツが使えないおじさんを大量に解雇した。
ハロー・ワークではそうしたおじさんにエクセルの使い方を教えたけど、別に使いこなせても職なんかなかった。

日本の優秀な技術者は何に負けたのだろう?
僕は、システムに負けたのであって、デジタル人材に負けたのでは無いと思っている。
デジタル人材を活用するシステムが無い。消しゴムで消して書き直させるようなシステムしかない。

それなら、優秀な技術者がリスキルして、専門でもない不慣れなデジタルの分野へ移ったところで、何も活用されない。

優秀な技術者とデジタル人材が車の両輪のように生産性が高める。それができたところから復活する。
優秀な技術者を使い捨てにしたところは、「ビッグデータが足りない、良質のデータが足りない」と歌うだけになっていく。

目的は生産性向上なのに、手段であるデジタル人材化を目的化している。そうした取り違えは必ず失敗する。

気がする。。。









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