主成分分析@科捜研の女

コーヒー豆が、どこの喫茶店のものか主成分分析していた。

コーヒーを「主成分分析する」と聞くと、ほとんどの人は、コーヒーには色々な成分が混じっているので、その一番多く入っている成分(主成分)で喫茶店を割り出したのだろうと考える。

実際には、成分は色々だけど、マルっと酸味と苦味で地図を作るって事だ。(正確にはそれは因子分析という親戚な方法だし、味ではなく香りの地図だけど)

主成分分析は私もよく使うし、学生にも使い方を教えるので、データサイエンスをやっている者なら当然知っている。

今晩は、パーティーがあった。
そこで、「なぜ、科捜研の女の番組が好きなのか」を聞かれた。
沢口靖子が好みなのは別として、科学の中でも化学に焦点が当たっていることは面白い。
この画面のようにガスクロみたいな馴染みのある装置が出てくるのも面白い。

パーティーの参加者の一言。
「うちのお母さんもこの番組大好き。事件があって、解決されて、その間になんとなく意味不明だけどサイエンスがあって。ドラマがあるから。」それだけで、20年続く番組になる。

自分のHPも25年やっているけど、マニアックな化学のページで、ほとんどの人は興味ないだろう。
でも、どう書けば「主成分分析が何かわかる」ように伝えられるのか模索してきた。

科学的なわかりやすさを求めるより、ドラマを加えた方が良いかな。
濃い麦茶に牛乳を入れると「コーヒ牛乳」の味になるみたいな。

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