2024.9.13
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Van Krevelen法ポリマー物性の推算
昔はGUIを用意したが、現在はPSmilesでの入力にしている。
試しに下記のポリマーのPSmilesをコピペし、推算してみよう。
ポリマ一名 | Psmiles |
---|---|
ポリ卜リメチルシリルプロピン | [X]C(C)=C(Si(C)(C)C)[X] |
シリコ一ン | CSi(O[X])(C)[X] |
ポリイソプレン | [X]CC=C(C[X])C |
ポリブタジエン | [X]CC=CC[X] |
ポリ4メチルペンテン | CC(C)CC(C[X])[X] |
ポリプロピレン | CC(C[X])[X] |
クロロプレン | ClC(C[X])=CC[X] |
低密度ポリエチレン | [X]CC[X] |
高密度ポリエチレン | [X]CC[X] |
テフロン | FC([X])(C([X])(F)F)F |
ポリスチレン | C1=CC(C(C[X])[X])=CC=C1 |
ポリジメチルブタジエン | [X]CC(=C(C[X])C)C |
エチルアクリレー卜 | O=C(C(C[X])[X])OCC |
PET | O=C(C(=CC=C1C(OCC[X])=O)C=C1)O[X] |
塩化ビニル | [X]CC([X])Cl |
ナイロン6 | [X]CCCCCC(N[X])=O |
塩化ビニリデン | ClC([X])(C[X])Cl |
ポリビニルアルコール | OC(C[X])[X] |
ポリメタリロニ卜リル | CC(C[X])([X])C#N |
ポリアクリロニトリル | [X]C(C[X])C#N |
ポリカーボネート | [X]OC(=O)OC1=CC=C(C=C1)CC(=C2)C=CC(=C2)[X] |
ポリビニルアセテ一卜 | CC(OC(C[X])[X])=O |
JSMEで分子を描いてPSmilesを得たいのであれば、こちらを参照していただきたい。
以降、2004.10.14の古い記述。
ポリマーを構成する原子団を選んで下さい。側鎖の原子団はプルダウンメニューから選んで下さい。準備ができたらCalc.ボタンを押して下さい。
運良く古いJAVAが動くようであれば(2011.11.23 MacのSafariブラウザーでは動作する)下のような画面が現れる。官能基の数を入れ、Calcボタンを押すとポリマーの物性を推算する。Main Chainの下にある物性は一般物性。左の方にある物性は結晶部分(Crystalline)と非晶質(Amorphous)で物性の異なる物を示している。
推算する高分子物性は、
Van del Waals Volume :ファンデルワールス体積
Specific heat (Solid) :比熱(固体)
Specific heat (Liquid) :比熱(液体)
Specific entropy of Fusion:融解エントロピー
Crystalline melting temp. :結晶融解温度
Glass Transition Temp. :ガラス転移点
(Crystalline Amorphous) :結晶部、非晶部の
Volume :体積
Density :密度
Cohesive Energy Density :凝集エネルギー密度
Solubility Parameter :溶解度パラメータ、SP値
Surface tension :表面張力
Refractive Index :屈折率
Dielectric Constant :誘電率
Side Chain(側鎖)には次のような官能基が定義されている。
こうしたポリマーがどんな溶媒に溶解するか? 重合溶媒はどんなものが良いか? 再沈溶媒はどんなものが良いか? それに関してはHansenの溶解度パラメータの記事を参照してください。Small法、Fedors法、ニューラルネットワーク法による溶解度パラメータ(SP値)推算は熱物性推算のページで解説します。
ポリマーの固有粘度についてはこちらの記事を参照してください。共重合体のポリマーの物性値を計算するにはこちらを参照してください。
分子のお絵かきをして物性値を得る[GUI版はこちらを参照]()してください。評価が高ければこちらに統合しようかと思います。
参考文献
D.W. VAN KREVELEN
Properties of Polymers
ELSEVIER ISBN 0-444-88160-3
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