ハンセン溶解度パラメータ (HSP)

2023.12.16改訂

HSPiPを用いた解析例

自分のやりたい事に近いものが無いか調べてみてほしい。
膨大な量なのでページの中での検索をかけるのが良い。
もしくは、キーワード+”pirika.com”で検索する。

GUIなしのMI用ツール、次世代のHSP技術

通常の記名式ライセンスの利用者向けのページではない。しかし、開発スピードを上げて生産性を上げなくてはならない時には、MIの利用は必須だ。

アバターを用いたビデオ・チュートリアル

アバターを使ったビデオ・チュートリアルをYouTubeで配信している。
YouTubeハンドルネーム @yamahiro-pirika だ。
アバターとボイスチェンジャーを使えば、いろいろなことができる。
出来上がったものを公開している。

No.1 HSPとパルスNMR2
No.2 ポリスチレンの溶解性をHSPiPで解析
No.3 大きな分子を分割して部分ごとのハンセンの溶解度パラメータを見る
No.4 ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)を使った、AI-SOMリエの開発
No.5 塩野義のコロナ用経口薬ゾコーバのハンセン溶解度パラメータと他の薬の関係
No.6 System design of alternative methods for animal experiments using HSPiP. part1
No.7 System design of alternative methods for animal experiments using HSPiP Part 2
No.8 How to Design the Artificial Polymer that may suck up amyloid-β
No.9 Excel版ハンセン溶解度パラメータ推算式 Y-MB
No.10 ガソリンに添加剤を加えるとポリマーは壊れやすくなる?
No.11 DXによるHSP用データの生産性向上
No.12 量子ドットのようなナノ粒子のハンセン溶解度パラメータを得る方法
No.13 大麻グミの成分はどんな溶解性? ハンセンの溶解度パラメータで解析。危険ドラッグ類のハンセンの溶解度パラメータ

HSPを利用した記事募集中

塗料と溶解度パラメーターとか、ヴァイオリンのニス塗装に関するHSP的考察とか面白い研究をされている方は大勢おられる。 

HSP公式ソフトウエアー,HSPiP

HSPiP(Hansen Solubility Parameters in Practice)

HSPを効率的に扱えるように、(ハンセン先生と)アボット先生と山本博志(私)がHSPiPというWindows用のソフトウエアー、データベース、電子書籍の統合パッケージを開発した。

これを使うと溶解性に関する様々な疑問に答えてくれます。さらに、Y-MBという分子を自動的に分割し、様々な物性を推算する機能が山本(私)により付け加えられました。

HSPiPの購入方法

2024年1月1日からのver.6の価格は次のようになる。
1セット購入時は1450$, 2-5セット購入時は1200$/1Set, 6セット以上で、1100$/1Setになる。
購入を考えるHSPiPの購入方法をよくお読んでほしい

HSP利用分野

Agfa-LabsのF. Ruttens氏が2012年に調べてくレたものだ。
現在は、1000を優に超えている。

HSPの実測

HSPを実測するには、HSPが既知の溶媒20種類程度で溶解試験を行う必要がある。High-Throughputで溶解試験を行なってくれる機関の情報になる。

オランダ、アムステルダムのVan Loon Chemical Innovations (VLCI)

VLCIのHSPに関する資料

ベルギー、Mortsel(アントワープ)のAgfa-Labs

Agfa-labsのHSPに関する資料

東レリサーチセンター

High-Throughputではないかもしれないが、東レリサーチセンターでも実測を受け付けてくださっているようだ。
東レリサーチセンターのHSPに関する資料

日本でHigh-Throughput実測を立ち上げたい、VLCI, Agfa-Labsの装置を見学をしたいなどのご要望がありったら、山本までご連絡してほしい。

HSP関連書籍

1967年に出版された,ハンセン先生の博士論文が,hansen-solubility.comからダウンロードできます。

imageBook
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 1967low.jpgDoctoral Dissertation: The Three Dimensional Solubility Parameter and Solvent Diffusion Coefficient, Their Importance in Surface Coating Formulation,Danish Technical Press, Copenhagen, 1967.
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: BlueBook.jpegHansen Solubility Parameters: A User’s Handbook CRC Press, Inc., Boca Raton FL, 1999. 208 pages. ISBN: 0-8493-1525-5. Second edition (shown) 2007. 544 pages. ISBN: 9780849372483
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: HSPiPBook.pngeBook: Steven Abbott, Charles M. Hansen and Hiroshi Yamamoto, Hansen Solubility Parameters in Practice – Complete with software, data, and examples, 1st ed. 2008, 2nd ed. 2009, 3rd ed. 2010, 4th ed. 2013, 5th ed. 2015. ISBN: 9780955122026.

HSP開発チーム

HSPiP開発チーム

Dr. Hansen (left), Prof. Abbott (center), Dr. Yamamoto(right)

開発を行っているのは、この3人だけだ。
毎年1回イギリスのAbbott先生のお宅に集まって開発者会議を行っている。

HSP 50周年記念事業

HSPは2017年、50周年になり、イギリスのYorkで50周年記念講演会が開かれた。山本は基調講演を2つ受け持ち、次世代HSP2 の話をした。HSP2 のというのは、Hansen-Hiroshi-Steven Solubility Parameters for Predisction (HHSSPP)で HSP2 だ。

予稿集の日本語版を公開しているので興味のある方は読んでほしい。

新しいパラメータも増えた。

関西大学、山本秀樹教授がハンセン溶解度パラメータの推算法を自称している件について。

HSPiPソフトウエアーを逆解析して関西大学版のハンセン溶解度パラメータを作成したと標榜している。しかし、HSPの逆解析はできない。
それは、我々はHSPのオフィシャル値を公開していないからだ。
それを強引に逆解析しようとすると、Y-MBという私の作った公式推算法の結果を推算してしまう事になる。
私の作成した、分子構造からHSPを推算するY-MBソフトの結果を再現するパラメータの開発。そんなソフトのクラッキングを博士号の論文に堂々と記載している。

このような、YMBのクラッキングが大学によって行われていることから、次世代のHSP技術は一般ユーザーには提供しない事にした。真っ当なユーザーにとっては不利益なことは重々承知だ。しかし、市販しているソフトを堂々とクラッキングする大学がある以上、この処置はしょうがないと思う。実際問題、この問題に関して、誰からもコメントはない。

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