雑記帳

　ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)雑記帳

2021.2.4

去年、コロナに加え、バッタが大発生して農作物に被害をもたらした。
こうしたバッタの群れはどのように形成されるかという研究がなされ、4-ビニルアニソールがフェロモンとして働いている事が明らかにされました。

HSPiPを用いて、HSPを計算すると、[18.2, 4.8, 5]になります。
このくらいのHSPの化合物が、バッタのレセプターに溶解すると、どうしても「密に集まりたくなってしまう」のでしょう。

それでは、同じくらいのHSPの化合物は他にどんなものがあるでしょうか？
HSPiPのFindMolsの機能を使って調べると、200以上化合物がリストアップされます。

早めに集めて殺す時の誘引剤として使えるでしょう。
もう絶版かもしれませんが、次の書籍には、様々なフェロモンがリストアップされています。そうした化合物とHSP、興味深いですね。

Copyright pirika.com since 1999-
Mail: yamahiroXpirika.com (Xを@に置き換えてください) メールの件名は[pirika]で始めてください。