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雑記帳

エノコロ > 化学者@庭 > もずのはやにえ

2003.12.6

「もずのはやにえ」ってご存じでしょうか? 百舌鳥(モズ)はすずめより少し大きく尾が長い鳥で「ギチギチ」と鳴く鳥だそうです。普段は里山に住んでいて秋から冬にかけて人家の近くにやってきます。雄は自分の縄張りを持っていて高い木の上や電線などにとまっている鳥です。

このモズがうちの庭の梅の木にトカゲを刺して行きました。私の父親が見つけたのですが、「へー、このあたり(横浜市青葉区)にはモズがいるのかい? 田舎では(おやじの田舎は富山の山の中)よく見かけたけどな。このトカゲを刺す高さでこの冬の雪の量が分かるんだ。雪が積もってもトカゲが雪の上に出ている位置に刺すから。」自分も話には聞いた事がありましたが現物を見るのは初めてです。私はこの榎が丘のあたりの青葉台の都会と田名の田舎が混じりあった雰囲気が大好きなのですが、まさか里山に住むモズがいるとは!! しかしこのトカゲ君。わたしはトカゲ君がちょろちょろしているのは知っていました。この周りには小さな男の子がたくさんいてバッタやちょうちょを根こそぎ捕まえて虫かごの中に押し込めるので、「トカゲ君捕まるんじゃないよ」って暖かく見守っていたのにまさかこんな目にあっていたなんて。

そういえば、かまきりも卵を産む高さは雪よりも高い位置って言う。今年の秋にはお腹の大きなカマキリが家の門の所を歩いていた。近所の男の子が見つけて早速捕まえようとするので、「卵を産むまで逃がしてあげな、そうすれば来年また一杯捕まえられるから」って助けてあげた。このカマキリは無事卵を産めたのだろうか? それともモズに食べられてしまったのだろうか? 庭にはカマキリの卵は発見できていない。 だからn=1ではあるけど今年の冬の雪の深さは30cm以内(トカゲ君の高さ)という予報になる。

2004.10 カマキリの卵発見。柵に絡み付いていたゴウヤを処分したらその下から現れた。前の冬の降雪量予測は大はずれだったけど今年はどうだろうか?


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