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2007年12月21日
虫の飼育 ーやごー
どこで聞いてきたのか,ヤゴを育てたいと騒ぎ始める。自分も小さい時に捕まえてきた記憶はあるのだが,トンボになった記憶は無い。どこにいるか考えて,もえぎの公園に取りにいった。ハゼとか,くちぼそは居るのは分かっていたが,やごは??
手長エビとかハゼは捕まるのだけど中々捕まらない。 あきらめかけていたら,やっと1匹小さいのが捕まった。持って帰ったはいいけど,何食べるの??? 近所のホームセンターに行くとザリガニとか亀のえさが売っていて,その中の乾燥イトミミズのところにやごの餌と書いてある。それで買ってきたが,食べる気配はない。しばらくすると弱って,でも不思議な事に気がつくと居なくなってしまった。
そこで,図書館やインターネットで色々調べて,どうもヤゴは生き餌しか食べない事が判明。魚とかオタマジャクシなどを食べるようだ。そこでリベンジで今度は寺家ふるさと村へヤゴ取りに出かけた。二人とも良い腰つきで泥をあさる。一人のターゲットはゲンゴロウだ。なんと一すくい目でゲンゴロウをゲット! その後はヤゴを探す。
やっぱり,ここには居た。もえぎ野公園とは違って,ものすごく大きなヤゴを捕まえた。持って帰って水槽に入れる。ここにはもえぎ野で取ってきたハゼとかを飼っていたのだけど,ごらんの通り早速ヤゴが魚を捕まえて食べてしまった。なんか,生き物のヒエラルキーとして魚が虫に頭からかじられるのはすごい光景だと思う。
それでも,しょうがないので,桜台公園にダボハゼの小さいのを取りにいってはヤゴに餌として与えていた。
夜中,2時頃に寝ようとして,歯磨きしながら庭のヤゴの水槽を見ると,なんと羽化しようとしていた。あわててケースに移し部屋に持ってくる。
緑色のきれいなトンボだなーって思いながら,夜中だし,でもこんな機会はめったに無いし,で,チビズを起こす。チビズはこれを見るなり,「あっ,ギンヤンマだ」って言ってまたバタンキューと寝てしまった。おそるべし5歳児。普段から昆虫の図鑑は大好きで良く眺めてはいるけど一目で解るとは。朝になり,胸の色が違うとか騒ぎになったけど,どうも雄とメスで胸の色は違うらしい。その日に保育園に持っていって皆の見ている前で逃がした。
公園でもヤゴ取りをしているとシオカラトンボやアキアカネなどの小型のトンボがたくさん飛んでいる。しかしギンヤンマなどの大型のトンボは自分も見たのは初めてだ。このヤゴは10回ぐらい脱皮して10ヶ月ぐらいかかってトンボになるそうだ。ということは,こいつが生まれたのは1年前? まだ10匹以上ヤゴが居るのに,こいつらは一体いつ生まれて,いつトンボになるの??
公園で見かけるのはシオカラトンボとアキアカネだけなのに,捕まえてきたのは全部ギンヤンマのヤゴのようだ。図書館で調べると,ギンヤンマの繁殖期には縄張り中に他のトンボが入ってくると追い払って池を独占するらしい。またヤゴもでかいので他の種類のヤゴは食べてしまうらしい。秋が深まっても残りのヤゴは羽化する気配もない。こいつらはもしかして来年まで越冬するの? ハゼも捕まらなくなり,最近は釣具屋で赤虫を買ってきて与えている。冬の間はあまり食べないでじーっとしているらしいけど,あまり詳しい飼い方はどこにも書いていない。冬の間試行錯誤が続く。
ちなみに,捕まえたゲンゴロウ。自分はゲンゴロウは水中生物だと思っていたので,水槽に蓋もせずに放り込んでいたら,チビズの一人がそれじゃー飛んでいってしまう!って怒る。大丈夫だよって言っていたら本当に居なくなってしまった。その次に捕まえた時には,本当にカナブンみたいに飛ぶのでびっくりしてしまった。
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