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HSPiPのバージョン情報
2017.6.9
HSPiP Team Senior Develope 山本博志
HSPiPは販売開始から、かれこれ9年になる。順調に販売数を増やし、HSPを使った論文や特許も増えてきている。現在は、バージョン5までアップしてきている。また、Windows10がリリースされてから、動作環境が大幅に変更になり、新規利用者が購入にあたってどれをインストールしたら良いか非常に判りにくくなった為、ここに現状をまとめておこう。
https://www.hansen-solubility.com
へ行き、Downloadsのページを選択すると、現在(2017.6.9)3つのインストーラーが選択できる。
どれをダウンロードしたら良いか非常に判りにくいと思う。 各インストーラーの説明をしよう。
HSPiP 5.0.06 x64 Installer: これは最新のHSPiPのインストーラーである。ほとんどのユーザーはこれを使うように勧められているが、お使いのWindowsがどのようなものか、よく確かめてからインストールを行って欲しい。これは64bitのWindowsを使っている人のみが利用できる。日本では32BitのWindowsが未だに多く使われている。それは、プリンターや周辺機器などのデバイス・ドライバーが32bitだったりするからのようだ。(自分はMacユーザーなので良く判らない)対応するWindowsのバージョンは、7, 8, 8.1, 10である。ただし、Windows10から画面の解像度の取り扱い、マルチモニターの取り扱いなどが大幅に変更になった。ver. 5.0.06はWindows10に最適化されている。(本当の事を言えば、先生はWindowsのPCはWindows10しか持っていないので、新たに加えた変更が、windows7, 8, 8.1で動作するかはチェックしていない。)現在までのところ、windows7, 8, 8.1で問題があったという報告は無いが、今後とも無いと言う保証は無く、問題があってもそれが修正される見込みも無い事を理解の上、購入を考えて頂きたい。 マシンを更新した場合には、最新のインストーラーをダウンロードしてHSPiPをインストールし、古いマシンからライセンスファイルを移動することによって、無料でバージョン・アップする事ができる。PowerToolの記載が残っているかもしれないが、PowerToolは2017.5にサポートから外れた。これは、PowerToolの機能はVer.5に取り込み済みという先生の判断に基づいている。 2017.11までは動作するかもしれないが、その後のサポートは無いとお考え頂きたい。
HSPiP 5.0.04 x86 Installer これは、32bitのWindowsにインストールするバージョンだ。しかし、これをインストールする事はお勧めしない。自己責任で行って欲しい。自分はWindowsの世界は良く知らないが、最近のPCはOSが32bitでも、CPUは64bitであるので、強引に動かしてしまえというバージョンだ。これをインストールして動いたという情報はまだ無い。また、最新のHSPiPを動かす為には、最新のDotNet Frameworkが必要になるので、HSPiPのインストール作業を行おうとすると、自動的に最新のDotNet Frameworkをインストールしようとする。基本的にはDotNet FrameworkはもとからあるDotNet Frameworkをそのままに、追加分だけがインストールされる。しかし、それをインストールする事によって、他のソフトウエアーが動作しなくなる可能性がある。会社等で独自のアプリケーションを使っている場合、深刻な不具合を起こす可能性がある。あくまでも、自己責任でインストールして欲しい。
HSPiP 4.1.07 x86 Installer これは、windows10が世の中に出る前に作られた、最後のHSPiPのバージョンである。新たにインストールするバージョンでは無く、あくまでも、昔書いた特許や論文の計算結果を再現したりするのに使う用のバージョンである。しかし、windows7, 8, 8.1で、32bitのOSを使っている場合は実質、唯一の選択肢になる。最近、このバージョンをインストールしたユーザーから画面の下の方が欠けているとの指摘を受けた(一つのケースではモニターを高解像度のものに変更したら正しく動いたそうである)。非常に稀ではあるがこのような不具合が発生する。特に日本語の漢字を使うOSの場合、モニターのサイズと解像度、サブモニターの状況などのによって、このような不具合がおこる。これはWindowsOSがつぎはぎつぎはぎ拡張してきた事が原因で、Windows10からはこの不具合は解消されているとされている。欧米系のPCでは発生したと言う報告は無く、先生の方でも対応は不可能と言っている。そのような状況があり、かつ、このバージョンは今後のバージョンアップやサポートは一切無い事をご理解の上購入を検討して頂きたい。こうした不具合が発生した場合の唯一の対処法は、マシンを64bitのwindows10にアップグレードする事だ。マシンを入手するまでHSPiPの購入を遅らすのも一つの方法であるが、マシンを更新した場合には、無料でバージョン・アップする事ができるので、取りあえず駄目モトでインストールしてみるのも良いかもしれない(動作しないのでは無く、一部機能にアクセスできないだけである)。 バージョンアップは、最新のインストーラーをダウンロードしてHSPiPをインストールし、古いマシンからライセンスファイルを移動すればよい。PowerToolの記載が残っているかもしれないが、PowerToolは2017.5にサポートから外れた。これは、PowerToolの機能はVer.5に取り込み済みという先生の判断に基づいている。 4.1.17に含まれるパワーツールは既に動作しないのでご注意頂きたい。
HPからの削除をお願いしているのであるが、問題のあるのは日本のユーザーのみである事から未だに削除されていない。
もし、問題が発生した場合には、直接購入した場合には先生に直接報告を行って頂きたい。業者を通じて購入した場合には、業者に連絡をお願いしてください。特に日本語OSによる問題の場合、修正は不可能な事もある事を了承のうえ購入を検討頂きたい。
日本ユーザーの不具合が非常に多い場合には、改めて先生のHPにその旨公開するように申し入れます。
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