2003.12.XX
今年の夏にヤマハの電動アシスト自転車、New PASを買った。榎が丘に引っ越してから今まで歩いて25分だった通勤時間が電車とバスを使うと1時間半になってしまった。しかもそのバスが1時間に1本しかない。そこで最寄りの駅から歩くとほとんど山登りみたいな道を45分歩く事になる。健康にはいいと思うが通勤時間1時間半のうち電車に乗っている正味は15分。後は乗り継ぎの待ち時間と歩いている。えのころチビズはだいたい7時半からお風呂に入るのでそれに間に合うように帰ってくるには会社を6時には出なくてはならない。うちの会社はフレックスなので時間にはうるさくないが、やはり遅く会社へ行って早く帰るのはちょっと気が引ける。そしてどうしようかなー、自転車で通勤してみたいなー、どのくらい時間がかかるかなーって思っていたところ奥さんのお兄さんからママチャリをもらった。その自転車は前後に子供用のかごがついているので”えのころチビズ”をのっけてサイクリングに出かけた。榎が丘から田奈方面は下りなのであっという間におりる。そして恩田川の土手沿いに中山方面へ行ってみる。まー舗装されていないので走り心地は悪いけど車はこないので安全ではある。途中の道沿いには野菜の直売所があったりしてのどか。(直売所って言っても野菜が置いてあるだけでお金は貯金箱みたいのに入れて野菜を持っていく)そして中山駅の近くまで行って30分。そのころには揺れ方が気持ちよかったのかチビズは船を漕いでいる。危なくてスピードも出せない。まー普通に走って中山まで20分という目安がついた。多分会社まで4-50分で行くだろう。そこでどんな自転車を買おうか、どこで買おうか検討を開始した。青葉台の駅前の無印良品の自転車もいい。郊外型の量販店にも置いてあるみたい。でもいわゆる町の自転車屋さんは見かけない。パンクしたりしたときの修理の事を考えると郊外の量販店は持っていくのが一苦労ありそうだし。インターネットで調べると出てきたのがレース仕様の自転車を扱うような自転車屋だけ。そんなときにたまたま奥さんが本屋で立ち読みした暮らしの手帳(2003年8,9月号)に電動自転車3機種のテスト結果が載っていて、これって結構いいなーってことになった。3社は別に大差ないから後はどこで売っているかだ。駅前周辺をくまなく歩いてみるが自転車屋らしきものは見当たらない。環状4号を十日市場の方へ向かって歩いてみる。見つからない。ふと田奈の駅前にバイク屋みたいなのがあったような気がしてしらとり台を突っ切って田奈の方へ歩く。8月のすごい暑い日で途中ペットボトルを2本空にしてしまった。青葉台で探しはじめて1時間以上歩き回ってやっと田奈の駅前でヤマハの店が見つかった。店頭には電動アシストの自転車が並んでいる。新古品で古いPASも安売りしている。まーもっと安くしてくれるならともかく1万円程度の差なら新型のPASを買うよなー。(昔は10万していたから新古品で半額ではあるのだけど)そんなこんなでやっと巡り会えたので直ぐに買う事に決定。でも注文すると工場から送られてきてそれを組み立ててから引き渡しなそうだ。下手をするとお盆休みにかかってしまうとやきもきしたが何とか間に合う。(まー結果的には今年は8月は天候不順で雨ばかり降っていたので自転車があっても通勤はできなかったのだけど。)そしてやっと晴れてから使ってみたのだけど非常に満足。自分は自転車自体が人類が作り出してきた道具のうち最も優れた道具だと思っている。人間は何か道具を作る時自然界にあるものをまねて、改良して作ってきた。しかし回転運動って真似ようにも回転運動をしながら進む動物って見当たらない。(ゾウリムシだかなんだかは鞭毛を回転させているらしい。だけどそれを見て自転車を思いついたのではないと思う)だから自然界にない回転運動を見いだしてしかも安定であるとは思えない2輪にしたというのは、数学で0を発見したインド人に匹敵するくらい偉い事だと思う。さらにそれに電動アシストを組み込むなんてすばらしすぎる。20世紀最後の大発明だと思う。
自分のは色違いでスカイブルー
5ヶ月間使った感想はすばらしいの一言なのだけど色々気がついた点を参考までに列挙しておく。まず公称は一回の充電で37Km走る事になっているけど自分の場合には全く無理。片道12kmぐらいの通勤で電源をONにするのは山登りの所だけにしないとバッテリーは持たない。逆に言うと平地走行ではかなり省エネルギーだけど登りはものすごく電気を食う。バッテリーは4段階のLEDで残量が表示されるのだけど、それが3つ点灯していても(残量で50%~75%ぐらい?)田奈から榎が丘の坂を上りきれない事がある。(歩いて10分ちょっとの坂、距離では1kmない)色々試してみた結果、どうも乗り方にノウハウが必要なようだ。立ちこぎなどはもっての他のようだ。この電動アシストはペダルにかかった力に応じてアシストする。普通の自転車は坂では立ちコギしてペダルに強い力を加えようとしてしまうが、そうするとどんどん電力を使ってしまうのでLEDが3つ点灯していても4分も持たない。坂道の正しい上り方はギアーを落としてペダルを軽くしてゆっくり登る事だ。自転車はスピードが出ていないと安定できない。だからついつい坂道では不安定にならないようにスピードを上げがちだが電動アシスト自転車はスピードが出ていなくても結構安定している。だからゆっくり登る事を心がけていれば坂道が多い場所でも航続距離が伸ばせる。次に電池の残りを示すLEDなのだけど、4段階ではやはり心もとない。最後の1つはないに等しくついた瞬間に点滅まで行ってしまう。すると3-2で走らなければならないが自分の場合最後の坂を登る用に取っておかなくてはならないのでどこまで使っていいか非常に判断に苦しむ。これは連続表示にしてもらいたいものだ。今のタイプならLEDの残量が一こま落ちるときに電子音が鳴ってくれると嬉しい。なかなか自転車を漕いでいるときにLEDを見る事はないのだけど、電動アシストは電池がなければただの超重たい自転車。残量の切り替わりは気がつきやすくしてほしい。実際自分は平地走行では電源をOFFにしている。そして往路では下りが多いのだけど最後に山を登る。その時だけONにする。その際にペダルに足をかけたまま電源をONにするなとある。電源を入れた時のペダルにかかる力をゼロとして差分をアシストする為らしい。しかし自分はしょちゅう電源をON,OFF、モードもエコノミーのノーマルを切り替えながら使う。やはり電池を使いきるのだけは避けたい。その度に足を離すのはやはり余りスマートではない。電源スイッチにもう一つスリープスイッチを入れてほしい。アシスト電源は切るけどゼロクリアー情報などは保持するモードだ。ギア比はちょっとバランスが悪いと思う。一番軽いは確かに軽いが使い物にならない遅さになってしまう。アシストがあるのだから全体的にもう少し重めにしてもいいと思う。さらにこのギアーなのだが、重くしていくときにはちゃんと入るが軽くしていく時には非常に入りにくい。坂の手前で急にギアーを変えても入らないことが多い。ペダルを逆回転すると入る事がある。これは自分で直せばいいのだろうけどランプの光軸が悪い。バッテリーはどのくらいの寿命だろうか?300回3年とかいうけど、自分は5ヶ月で50往復(一日24km)1年半ぐらいしか持たないのではないかとも思う。しかもバッテリーは普通の自転車が買えてしまうくらい高い(1万7千円)政府も2酸化炭素の排出量の削減を狙うなら自動車から電動アシスト自転車に乗り換えた人にバッテリー代を補助するくらいの事をすればいいと思う。世紀の大発明なのだから! これだけ大宣伝しているのだからこのページを見たと行って田奈のヤマハに行けばまけてくれる事間違いなし!(ウソウソ) 我が家でみんなでサイクリングする時は奥さんが電動アシスト自転車で、自分がママチャリにチビズを乗せて坂道をヒイヒイ言っている。おなかの肉のためでは断じて無い!
2004.1.17
年明け早々、自転車のランプが点かなくなった。ランプボックスを開けてランプを取り出すと黒っぽくてフィラメントが切れているのかはよく分からない。(後で分かったのだけどこれは焼き切れた時に黒くなったのらしい)さしあたっては懐中電灯で照らしながら走ったが、先週の休みに子供と散歩に行ったついでにヤマハによって交換の電球を買おうとした。担当のTさんは道具箱とか一生懸命探してくれたのだけど電球は無い。試乗用の自転車から外してくれると言うのだけど予備も欲しいから注文しておきたいと伝えるとコンピュータの前に座って発注しようとする。んーんーーん?? ダイナモ(発電機)は注文できるけど電球はない!! 電球を買いにきた人は初めてだったらしく全くのどたばた劇である。ヤマハでは電球が切れたらダイナモを買わなくてはならないのか?? じゃーどうするのですかと尋ねると「自転車屋かホームセンターに行けば買えます。買ってきましょうか?」って言われる始末。人はいいのだけど困ったもんだ。「昨日ドイトで探したけどなかったよ」って言うと「ドイトは自転車売っていませんから。ビバホームなら自転車売っていますから電球も置いていると思います」だと。このヤマハの店も自転車を置いているくせに交換ランプは無いくせによく言うものだ。それじゃー、そのランプは何ボルトで口金のサイズは何ミリって聞くと分からないという。あきらめて家に帰ってきてマニュアルを見る。(普通の自転車はマニュアルなど無いだろうが電動アシストは充電など特殊な操作があるからマニュアルがついている。)マニュアルには「前照灯がつかない場合には電球の玉切れが考えられますので必ず指定の電球と交換して下さい」と書いてある。しかしマニュアルのどこにも電球を指定する記載はない。販売店も販売店なら本社も本社である(マニュアルを作ったのは本社?)。しょうがないのでビバホームへ行き、探したら幸い1種類しかなかったのでそれを買ってきてつけたらうまく直った。ちなみそれは、6V-2.4W ねじ式電球というやつで、2個で200円だった。
ちなみに自転車カバーは100円ショップで買ってきたものだがこれがまたすぐ破ける。2度目に買ってきた時など1週間ももたないで破けた。安物買いの銭失いか? 100円ショップはいいものは確かにお得だけど見極めが必要かも。逆に言えばブランドというのはそこら辺で競争して欲しいものだ。YAMAHAというブランドの入った自転車カバーは3年経っても破けませんっていうなら3000円でも安いと思うけど、ブランドが入っただけでかっこいいからと言うだけなら自分は買わない。