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雑記帳

エノコロ > 化学者@庭 > ごうや

2003.12.XX

えのころハウスに引っ越したのが3月の終わり。ここにはもとは会社の社宅があったらしい。結構重い構造物だったのか地盤は踏み固められてすごくかたい。またそれを取り壊した際にコンクリートの破片などは土に混ぜこぜたらしく、庭を掘り返すとそうしたコンクリートの固まりがごろごろ出てくる。また土質は粘土質で雨が降ると水が抜けずにぐちゃぐちゃになる。引っ越しの日は雨降りでしかもまだ外構ができていなく庭から荷物を運び込んだが、ぬかるんで、滑って大変なものだった。それから最初の1カ月と連休を使い庭の土を引っくり返し、DOITで腐葉土とか赤玉、肥料を買ってきて土を作った。大きな石が出てくると取り除くだけで偉い時間がかかりちっちゃな庭なのに随分手間がかかった。近所の子供に何しているの? と聞かれ地下の秘密基地を作っているんだ。とかバカを言いながら掘り返した。結局7-80cmは掘り返したと思う。そこにトマト、ピーマン、茄子とゴウヤを植えた。自分の姉貴夫婦は旦那が沖縄の人で今も沖縄に住んでいる。自分が始めてゴウヤを食べたのはもうかれこれ10年前ぐらいに姉貴が送ってくれたのが最初だと思う。それ以来大好物で特にゴウヤチャンプルは夏バテの頃には欠かせないメニューだ。
作り方はインターネットを探せばいくらでも出ている。でも姉貴夫婦の特製チャンプルーの特徴だけ紹介すると。
にがうりは厚く切るほどにがい。にがいのが好みなら厚く切って水にさらさない。
豚肉は必須だけど、それにウインナーorハムorちくわ をいれる。(個人的にはちくわが最高にいい味を出すと思う。)
豆腐は水切りをする。(キッチンペーパーに挟んでレンジでチン)
好みでしらす干しを入れる。(これも本当においしい)
チャンプルーというのは沖縄で炒め合わせるって言う意味。 後は適当に炒める。(2004年夏沖縄の姉貴が本物を見せてくれる。これは大嘘だった。
話がそれたけど、ドイトに野菜の苗を買いに行ってゴウヤの苗を見た時思わず買ってしまった。最初庭に植えた時には土質が合わなかったのか全然大きくならず、えのころチビズに踏まれてひーひーしていた。(多分その間に根を張っていたのかな。)梅雨明けを境に(といっても今年は明けたのかどうかはっきりしなかったけど)ぐんぐん大きくなりはじめ2階のベランダめがけ成長をはじめた。

しかもこいつときたらちょろちょろ蔓をだして何にでも巻き付く。隣の茄子やトマトは随分迷惑をしたと思う。ベランダの下は洗濯物を干すのだけどその洗濯物にもツルを巻き付ける。しかもその蔓が例のごうや特有の苦みのにおいがする。くっついたもの全てがその匂いにまみれる。最初黄色い花をつけた時には「おーこんなにいっぱい実がなるのか」と期待するほど花の数は多かった。しかし一向に実がなる気配はない。自分の会社への通勤路でもゴウヤを育てている家があった。そこの庭のごうやを(不審者ではありません)じっくり眺めていても大きくなる気配はない。やっぱゴウヤは熱帯性の気候でないと駄目かなーって思った矢先、通勤路のごうやに変な花を発見。ちーさなキュウリみたいな先に花が咲いている。ゴウヤは雌雄別の花を咲かせていた。そこで帰ってじっくり調べると、雄の花はいっぱい咲いている。でも雌の花は2個だけやっと確認できた。まー念のため雄の花から花粉を受粉してやる。一旦できはじめるとどんどんできる。雨後のたけのこではないが成長は非常に早い。ふと気が付くとすぐ30cmぐらいになる。


近所中にお裾分けで配っても自分達の食べる分は十分に確保できた。

沖縄の姉貴がそうめんちゃんぷるの作り方を新たに教えてくれる。

おそうめんはちょっと硬めにゆでておく。
フライパンにサラダ油をいれ、豚ばら肉を3センチくらいにきったものを炒めて、ゴーヤも炒める。
火がとおったら、そうめんをいれ、いっしょにいためる。
卵をといていれる

これもうまかったけど、そうめんよりって言うので新たなレシピに挑戦。そうめんの代わりに春雨でちょっとお酢で酸っぱくしてサラダ風。にがいのが好きな人は応えられない味だ。

最近、dancyu別冊に「旨くて、うまくて、野菜料理 」っていう本が出た。

この本の最後の部分に5ー6ページ使ってゴウヤの育て方とその料理方法について書いてある。特にごうやを育てて見たい人は必読だと思う。この本では育て方と料理を両方書いてあるのは苦瓜だけだけど、いろいろな野菜について育て方と料理を両方触れたような本が出てくれると非常にうれしいのだけどな。

2004.4.20
この1週間このページがやたらと人気で1日に100アクセス以上ある。これはごうやを食べたいのだろうか? 育てたいのだろうか? 大体どうやってこのページを見つけているのだろう? 今年はごうやを種から育てるのにチャレンジしている。ごうやの種の発芽温度は30度。普通に蒔いたのでは中々発芽しない。そこでコンピュータの上で温床してみた。大成功。

見事に発芽したのでポットに植えかえて育成中。 といっても5つもいらないので近所でごうやを育ててみたい人。取りに来ていただければ先着三名様に差し上げます。

2004.7.7

今年は梅雨があったのか無かったのか、でも日照がいいのでごうやはどんどん大きくなってすでに10cm超に成長中。

ごうやの雌花って

こんな形をしています。ちょっとエXXック。


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