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02-Jan-2013

雑記帳:コンピュータ関係古い雑記帳

2003.10.XX

このところ御時世はデフレらしい。中国から安い物が入ってきて物価が下がる。物価が下がるから高い人件費を抑制して(給料の高い年輩者をリストラして)製造コストを下げる。給料やボーナスを下げられたサラリーマンは更に安い物を買うようになる。というのがデフレスパイラルらしい。でもって政府はこれを阻止したいらしい。なんで阻止したいのかは自分程度の人間にはよくわからない。

 そんな事は実はどうでもいいのだが最近日本の製造業がどうしようもなくだらしなくなってきたように思える。例えば最近イーサーネットのケーブルを5本購入した。日本でも著名なメーカーのカテゴリー6の最高級品である。しばらく使ううちにだんだん転送速度が落ちてきてなんと5本のうち3本は使えなくなって返品である。そりゃーリストラとかで熟練工がいなくなったり製品管理がおろそかになったりしているのだろうと思う。残業しても残業手当ももらえなくなって、いいやー適当に作って出荷してさっさと帰ろうって世に出てきたケーブルなのかも知れない。でも返品率とか歩留まりがそこまで悪くなったら製造業としてやっていかれなくなるのではないかと思う。第一次世界大戦の後、主要な工業国が戦争で生産を落とす中、直接の被害のなかった日本が世界に輸出したもの、
メイド・イン・ジャパンは粗悪品
の代名詞だった。 第二次世界大戦の後の先人達の努力でメイド・イン・ジャパンは安くて良質なものの代名詞になった。ところが最近、中国、東南アジアからの安い物に対抗する上で値段ばかりを対抗しようとしているのか品質がものすごく低下してきているように思える。自分は仕事柄コンピュータは良く買うし使い方も厳しいと思う。24時間、1週間計算させ続けるなんてざらにある。そうすると日本のメーカーのコンピュータはボロボロに壊れてくる。1年に2-3度修理に出すのは日本のメーカーの物だ。材料をけちっているのか、部品をねぎっているのか何故だかわからないが、動かなくなる。1年を超えると、要は修理が有償になるころからは特にダメ。頑張っているのはアップルとIBM。IBMは一度くらいは壊れるのだけどきちんと直してきて2度ダメになったことはない。アップルは7ー8年前ぐらいの品質は最低だったけどこのところずいぶん良くなっている。一度も修理に行かないで1年を過ぎてまだモリモリ頑張っているのが半数以上だ。T社、F社は最近では最低。もうパソコン市場から撤退したら?って感じ。N社とS社のパソコンは最近使った事がないから分からない。パソコンに限らず周辺機器も2台買えば1台は保証期間を過ぎた頃には壊れる。携帯電話がしょっちゅうリコールがかかる。日本の製造業はどうしてしまったのだろう?また、
メイド・イン・ジャパンは粗悪品
の時代になってしまうのだろうか? できればそう言う不名誉な評価が立つ前に撤退していただきたいものだ。頑張っている企業もあるのだから。