2004.8.10
NASってご存知でだろうか? 用はハードディスクとネットワークを制御するだけのLinuxマシンだと思えばいい。容量は初期のものは80GBだったのが最近は250GB以上のものもあるようだ。自分は数年前に80GBのI社のものを買った。これはこれでものすごく便利でNAS(ネットワーク アタッチド ストレージ)を使い続けている。しかしこのI社のNASは最初はMac OS Xに対応しているというので購入したがOSXからアクセスすると変だった。まだ当時はOSXも不安定でメインはOS9を使っていたので、「まーそのうちパッチでも出るかな」とほっておいたら、しばらくするとなんとI社のHPのマシン対応表からOSXが消えていました。そんないい加減な売り方ってありかな? いくらHPから削除したって付属のマニュアルにはちゃんとOSX対応と書いてあって実際にパッチが無ければ使えないのに。(このNASは現在は現役を引退して古いマシンのバックアップなどに使っている。OSXでも問題なく使えている。でもI社の対応はそのままだ。)そこでI社のNASはさっさと見切りを付けてB社のNASを購入した。これはLinuxマシンとHDが一体になった形で電源も一つで済むしI社のものよりアクセスが早い。もう2年ぐらい使っているがほとんど不満が無い。I社は発想が優れたいいものを最初に出すのだが、いつもB社があとからその改良品でもっといいものを出す。このB社のNASの不満点はOS9からAppleTalkでアクセスするとき、5台までという制限があって最初の頃はもっと多くのマックがあったので困ったものだった。しかしマックが徐々にOSXになりSambaで接続するようになって余り困らなくなってきた。そこでL社から出ていたNAS(これは最後発なだけあってアクセス速度が早く、マックもたくさんつなげる)は買っても箱も開けていない。
まーでも2年ぐらい使ってくるとさすがにゴミもたまってくる。Windowsのマシン、OS9、OSXのマシンからアクセスして使っているのだが、NAS上のファイルをどのマシンで作ってどのマシンから捨てたか判らなくなって(所有権の問題??)ゴミ箱に残り続けているファイルがたくさんある。OSX10.3.4で他のマシンからアップしたファイルを見ようとフォルダーを開いてもそのファイルが見えない。などの不具合が頻発するようになってきた。こうなってくるとノートンユーティリティーやディスクユーティリティーのないNASは処置に困る。一応付属のメインテナンスユーティリティーをかけるがどうも不安である。
そこでFireWire800の外付けのマック用のHDを新たに購入した。これをG5に接続する。そしてシステム環境設定で共有をあけて、パーソナルファイル共有とWindows共有にチェックを入れる。これだけでは外付けのハードディスクは共有できない。任意のドライブなりを共有するには「Sharepoint」というドネーションウエアーをダウンロードしてきてこの外付けのHDを共有先に指定する。(設定は英語だけどやっている事は簡単です。日本語の解説もインターネット上には一杯あるのでそちらを参照ください。)こうすることで最新鋭のHDがWindowsからもOS9、OSXからも利用可能となった。自分の環境のようにマシンや付属機器の電源は常時ONの場合NASとHDどちらがいいのだろうか? しばらく併用して結果をまたレポートしようと思う。