2004.3.9
シャープのモバイルノート、Mebius MURAMASAを買った。このマシンは重さ950gでトランスメタ社のCrusoe1GHzを搭載している。最新のモデルはCrusoeから同じくトランスメタ社のEfficeonとかいうのに変わったらしい。でも自分はとにかく安いモバイルと指定したら、業者が最後の在庫を持ってきてくれた。最初の印象はめちゃ軽い。それに尽きる。持ち歩いてプレゼンの時に使うぐらいだからパワーポイントのファイルがそれなりのスピードで表示できて、JAVAのデモが動けばいいという程度の動機だったので非常に満足している。しかし、紙きれが一枚入っていて去年のBlasterワームの対応はしていないからマイクロソフトのHPに行って対処するようにとある。自分はコンピュータは完全にクローズドで使っている。ウインドウズのマシンでインターネットに出て行くなんて無謀な事をして科学計算用のマシンを危険にさらしたく無い。そこで対処したくても対処できないのでこのマシンは自分のネットワークには繋がずに使う事にする。こうしてウイルス対策されていないマシンがまた一台世の中にうまれる。まーメーカーの責任だよね。半年以上経っても直そうともしないのだから。ウイルス退治のメーカーからお金でももらっているのじゃ無かろうか?
このムラマサを買ったのはもう一つ訳があって、SharpのモバイルやLinuxPDAで採用されつつあるDirectHDというのを試してみたかった。これは蓋を閉じた状態でUSBケーブルでホストPCと繋ぐとUSBハードディスクとして認識されると言う代物だ。普通はクレドールに乗っけて充電もしてUSBハードディスクとしても使うのだが、クレドールが高価なのでケーブルだけを買って試してみた。Panther、OSX10.3.2のマシンへ接続すると全く問題無しにハードディスクが2つ現れた。調子に乗ってOS9.2.2のマックに繋いでみた。ディスクトップの再構築中というダイアログが出っぱなしになるので途中でキャンセルしたが、これも全く問題なく接続できた。試しにファイルを送ってみるがちゃんとコピーされる。これができればTCP/IPで他のマシンと繋ぐ必要性は全く無い。発表資料をマックで作ってハードディスクへコピーすればいい。ものすごく快適。
自分はLinuxPDAはSL-C700を使っている。これはまだUSBストレージには対応していない。SMBを使ってマックとも接続できるといろいろなページで紹介されているが自分は成功していない。SL-C860あたりからUSBストレージに対応したらしい。これがDirectHDと同じようなものでMacとも接続できるならちょっと買いたくなってきた。
しかし、Sharpの製品はMacともちゃんと接続できるのに何故マニュアルなどには一切それを触れないのだろう?シャープの社長はアップルが嫌いなのかな?
このマシンはフロッピーもCDも別売だ。CDがないとソフトのインストールに支障がある。そこで試しにIBMのUSB-CDをつけてみた。全く問題無しに認識してそれからインストールもできた。
2004.3.31
ついでに今日はファイルを人に渡さなければならなく、東芝のUSBフロッピードライブをつけてみた。これも問題なく使えた。試しにこのドライブをMacのOSX10.2.6につけたらこれも問題なく読み込めた。USBってすごいね。
このMURAMASAを使ってもう一つ実験をしたい。乞う御期待。
2004.4.1
今日は時間が少し取れたのでMuramasaにBasiliskIIをインストールする。今部屋にはQuadra800がある。いい加減処分したいが68Kマックでないと動かないソフトがいくつかと、昔プログラム開発に使っていたThinkCと開発したソースコードが動くマシンが無くなってしまう。そこでBsiliskIIというエミュレーションソフトを入れてWindowsから立ち上げることを考えた。必要なソフトはインターネット経由で全てダウンロードできる。インターネットを調べればインストールの仕方はいろいろなサイトで紹介しているみたいなのでそちらを参照して頂く。残念ながらCDからのインストールは失敗。外付けのCDドライブはとうとう認識できなかった。Hdexp131というソフトをダウンロードしてきて一種の仮想ディスクみたいのを作りそこに漢字Talk7.5.3をコピーしBsiliskIIを立ち上げマックの側からOSをインストールする。その時にちょっとトラブル。KT_7.5.3.smi.binをダウンロードした時に自分はマックなので自動的に解凍してしまってKT_7.5.3.smiとさらにそれがマウントされたフォルダーの3つのファイルができる。インターネット上のマニュアルではKT_7.5.3.smiを仮想ディスクに持って行ってダブルクリックしろとあるのだが、実はこれはKT_7.5.3.smi.binの間違いである。漢字Talkのバージョンを7.5.5にあげる時もアップデーターとDiskCopy6.3.3を仮想ディスクに持って行かなければならないが、これもインターネット上のマニュアルの場所からダウンロードすると6.3.3.smi.hqxがダウンロードされてしまうがこれもダブルクリックでは起動しない。J-Disk_Copy_6.3.3.smi.binをダウンロードしてそれを使わなければならない。そうすれば全く問題無しに
立ち上がる。ほとんど瞬間で立ち上がる。ソフトの起動も早い。Quadra800と比べても格段に早い。これは本当に良い。950gのマックが手に入った。昔のLC-630、PowerBook180で使っていたソフトをさがさなくっちゃ。
ThinkCは昔のソースが全く問題なくコンパイルできて感動!
BasiliskIIでMacOSを動かしている時にスクリーンセーバーが動作するとBasiliskIIが飛んでしまう。設定でMISCのスクリーンセーバーを止めるをチェックした方がよい。
Alt+ReturnでフルスクリーンとBasiliskIIのメニューバー付きのスクリーンに切り替えられるとあるが時々凍るので止めた方がいい。
クラリスワークスとファイルメーカープロをインストールする。インストール後アップデータを入れようとするとリソースがどうこう言われ失敗する。失敗したのはこれぐらいか。
USBのCDはとうとう読めず。漢字TalkではUSBをサポートしていないからしょうがないか。するとファイルのやり取りをどうするのかが問題。今はDiskCopyでイメージを作ってHdexp131で仮想ディスクに書き込んでマックにコピーしてをくり返している。メモリースティックなどはマイコンピュータからアクセスできるが遅いので止めた方がよい。WindowsのHDにコピーしてしまうとリソースが失われる。
(2004.4.14
できあがったHDをMOにコピーしてマックOSX用のBasiliskIIとともにマックにもってきた。全く問題無しにOSX上でも漢字Talk7.5.5が動いた。)
なにはともあれ実験は大成功!!